ホーム 月刊 理科の教育2023年11月号
月刊 理科の教育2023年11月号 - 東洋館出版社
月刊 理科の教育2023年11月号 - 東洋館出版社
月刊 理科の教育2023年11月号 - 東洋館出版社
月刊 理科の教育2023年11月号 - 東洋館出版社

月刊 理科の教育2023年11月号

ISBN: 4910093131139

一般社団法人日本理科教育学会/編

セール価格 880(税込)
付与予定ポイントpt
6
人がこの商品を閲覧しています

レビューを書くと100ポイントプレゼント

商品説明

特集

全国各地の教育センターや博物館、学校の取り組みを紹介

小学校と中学校の自由研究(高等学校では課題研究)における課題発見やテーマの設定、情報の収集、まとめと発表などの活動の流れは、学習指導要領で重視されている探究そのものと言える活動です。
自由研究は数十年前から取り組まれてきた活動ですが、その実態は今、どうなっているのでしょうか。毎年 夏休みの終わり頃になると、インターネットやテレビのニュースで自由研究関連のいろいろな話題が取り上げられます。家族へのインタビューで「大変なので夏休みの宿題から外してほしい」という意見が出てくることもあります。実際、最近では希望者のみの宿題にしている学校も多いようです。その一方で、提出された子どもたちの作品は身近で楽しく、自由自在なテーマが数多く見られます。
また、理科の自由研究や課題研究の受け止めは、学校や教員によっても様々です。夏休み前に理科の授業でテーマの見つけ方を指導する教師もいれば、夏休み後に学級や学校単位で発表会を行って代表者を選出する取り組みもあります。他方、校務が忙しいことや自 分が詳しく知らない分野は指導できないなどの理由で、課題として与えてもほとんど関わっていない教師も多いでしょう。
自由研究に取り組む過程で、子どもがもっている資質・能力が発揮されるのは間違いないですが、多様なテーマで取り組んでいる子どもたち一人一人を、一人の教師が細かく個別に支援するのは難しいことです。夏休み中の登校日に受ける相談への対応も容易ではないでしょう。
このような実情を受けて、地域の教育センターや博物館・科学館が「自由研究相談会」を夏休み中に開催して、子どもたちにアドバイスをする取り組みがあります。また、1人1台端末を活用して教員が子どもたちに助言している例もあります。子どもも教師も、自由研究に取り組むことで理科の楽しさを再確認し、探究活動による学びを深められるようにするためには、子どもたちの自由研究をどのように支援したらよいのでしょうか。
本特集では、今の子どもたちの自由研究への取り組みの実態を踏まえつつ、各地域で自由研究の支援に取り組んでいる教育センターや博物館などの活動を紹介します。また、自由研究の指導に工夫をしながら取り組んでいる現場の教師による、自由研究への関わり方も紹介します。本特集が、より多くの先生方にとって、自由研究に関わるきっかけとなることを願っています。
(『理科の教育』編集委員会)