図解実践 世界最高の学級経営 The Classroom Management Book

    図解実践 世界最高の学級経営 The Classroom Management Book

      ISBN: 9784491034799

      ハリー・ウォン・ローズマリー・ウォン/著、稲垣 みどり/訳

      2,200(税込)

      著者紹介

      [著 者]
      ハリー・ウォン Harry K. Wong
      サンフランシスコ出身。カリフォルニア大学バークレー校で学士号を取得、ブリガム・ヤング大学で博士号を取得している。以前は、科学の高校教師として勤務していた。その際、子どもたち1 人1 人に問題行動が起こらず、学びに熟達する結果をもたらす手法を開発したことで、ナショナル・ティーチャーズ・ホール・オブ・フェームの特別功労賞を受賞するなど、多くの栄誉を受けてい
      る。インストラクター誌では、教育界で最も尊敬されている人物20名の中の1 人にも選ばれた。

      ローズマリー・ウォン Rosemary T. Wong
      サウスイースタン・ルイジアナ大学、ルイジアナ州立大学、ブリガム・ヤング大学で学位を取得。サウスイースタン・ルイジアナ大学とルイジアナ州立大学から優秀卒業生として表彰されている。
      小学校と中学校の教員を務めた後、カリフォルニアにおいて教師のメンターとして活躍。シリコンバレー・ウーマン・オブ・アチーブメント賞を受賞している。

       2 人は、「成果を上げる教師:Effective Teacher」の第一人者として活躍。アメリカ各地で講演依頼が殺到し、その予定は数年先まで埋まっている。ハリーはこれまで世界中で、100万人以上の
      教育者に向けて講演を行ってきた。2010年からはローズマリーも共に講演するようになり、今では2 人でプレゼンテーションを行う度に、スタンディング・オベーションを受けている。
       2 人の最大の功績は、教育界で前例のないベストセラー『the First Days of School』の出版であり、その売上は400万部以上に達し、8 か国語に翻訳されている。2017年には『世界最高の学級経
      営』(東洋館出版社)として、邦訳もされた。この本により、学校は次々と生まれ変わり、何万人もの教師の人生が好転していった。また、 2 人は「the First Days of School Foundation( www.FDSFoundation.org)」を創設し、カンボジアのジャングルの中に学校を建て、ここで毎年400人以上の子どもたちが学ぶ機会を手にしている。

      [訳 者]
      稲垣みどり Midori Inagaki
      翻訳者。上智大学文学部英文学科卒業。幼少時の大半をヨーロッパで過ごす。日本興業銀行(現・みずほ銀行)を経て外資系金融会社に勤務。主な訳書に『ビッグデータ時代襲来 顧客ロイヤル
      ティ戦略はこう変わる』(アルファポリス)、『大統領の疑惑』(キノブックス)、『世界最高の学級経営』(東洋館出版社)、『アイコン的組織論』(フィルムアート社)、共訳書に『呼び出された男―スウェーデン・ミステリ傑作集―』(早川書房)などがある。

      目次

      献辞   001
       序文:日本の先生方へ   002
       子どもたちは静かに教室に入り,作業を始める   004
       年度始めに,すべて準備が整っている   004
       謝辞   005
       あなたの人生で最も大切なキャリアのために準備をする   006

      PROLOGUE プロローグ:学級経営とは何か   011
       成果を上げ,成功する教師   012
       学級経営の定義   014
       学級経営としつけの違い   017
       成功のカギは一貫性   021
       信じ合う環境の必要性   023

      CHAPTER 1 準備:学級開きの前に   025
       学校が始まる前の準備   026
       学級経営計画の必要性   034
       学級経営計画を作成する   037
       学級経営計画を発表する   042
       学級経営計画をパワーポイントでつくる   048
       クラスの手順をどのように教えるか   055
       学級開き,そして日々の授業をどのように始めるか   060

      CHAPTER 2 学級開きを迎えるための手順   065
       1  学級の始まりのルーティーン   066
       2 計画表   069
       3  始まりの課題   073
       4  出席を確認する   077
       5  授業を終える/下校する   081

      CHAPTER 3 子どものための手順   087
       6  手紙や提出物を集める   090
       7  遅刻   093
       8  欠席フォルダー   096
       9  宿題の出し方   100
       10 頭書   104
       11 クラスの課題が終わらなかったら   107

      CHAPTER 4 学級のための手順   111
       12 緊急事態のための準備   112
       13 子どもの注意を引く   117
       14 学級での仕事   120
       15 学級の電話が鳴る   124
       16 トイレ休憩   127
       17 鉛筆を削る(取り替える)   131
       18 机を整頓された状態に保つ   134
       19 プリントを集める/配る   137
       20 移動   142
       21 課題に取り組ませる   146
       22 課題が早く終わったら   149
       23 宿題未提出の届け出   152
       24 1 日の終わりの言葉   156
       25 ガイドライン違反の通知   160
       26 朝の会   165

      CHAPTER 5 指導のための手順   169
       27 クラスでの話合い   170
       28 グループ作業   175
       29 ノートをとる   181
       30 教科書を読む   186
       31 どこでも読書タイム   190
       32 テストをする   193
       33 子どもに採点させる   196
       34 ソーシャルスキルを高める   199

      CHAPTER 6 特別支援学級の手順   203
       特別支援学級の手順   204
       35 手を洗う   214
       36 おやつの時間   217
       37 教室外へ移動する   220
       38 子どもの不安を解消する   224

      CHAPTER 7 教師のための手順   229
       39 転入生のためのオリエンテーション   230
       40 怒りやすい子ども   234
       41 子どもが亡くなったら   241
       42 保護者が亡くなったら   245
       43 臨時教員のためのハンドブック   248
       44 教員助手   253
       45 保護者のボランティア   256
       46 教室参観   261
       47 保護者面談   264
       48 バック・トゥ・スクール・ナイト(学校・クラス説明会)   270
       49 家庭と学校の連携   275
       50 学級におけるIT   278

      EPILOGUE エピローグ さあ,やってみよう   283
       実行し,やり抜く   284

          商品説明

          図解実践 世界最高の学級経営 The Classroom Management Book ー成果を上げる教師になるための50の技術ー

          成果を上げる教師の3つのステップで、あなたのクラスを成功に導こう!

          昨年、世界の教育界で前例のないベストセラー『the First Days of School』が邦訳され、『世界最高の学級経営』(東洋館出版社)は、日本の教育界でも非常に注目を集めた1冊となりました。そこでは、成果を上げるための教師になるために、学級経営の理論を述べていました。この度、ベストセラー著者による最新刊として、その理論を具体的な50の実践をもとに、学級経営の技術を紹介する『図解実践 世界最高の学級経営 The Classroom Management Book』が発売されることになりました。

          本書の最大の特色は、学級経営に関わる実践をすべて「3つのステップ」で、進めていくということです。

          • STEP1「説明する」 手順を示し、見本を見せる
          • STEP2「練習する」 あなたの監督のもと、子どもたちは手順を練習する
          • STEP3「強化する」 再度説明・練習し習慣になるまで続ける

          ここでは、本書に紹介されている、その一例を紹介します。

          ―― 学級のための手順 ――

          1 学級での仕事(係活動)

          子ども1 人1 人が仕事をする役割を持っていると、クラスに責任感、規律、チームワーク、誇りが浸透し、前向きな学びの環境を確立するのに役立ちます。

          学級での仕事の割り振りには、『仕事の輪』(ジョブ・ホイール)というツールを使ってみましょう。公平性、透明性を確保できます。『仕事の輪』を使い、1週間毎に仕事をまわしていきます。子どもたちは様々な仕事を順番に体験することができます。

          『仕事の輪』(ジョブ・ホイール)のつくり方

          子どもは自分の名前を探し、その週の仕事を把握します。洗濯バサミは毎週、その週の終わりに時計まわりに動かしていきます。『仕事のリスト』を学級の掲示板に貼り、子どもたちがいつでも確認できるようにします。

          3つのステップ

          STEP1 説明

          1. きれいな居心地のいい教室のほうが、不潔で秩序立っていない教室よりも気持ちよく学べることを話し合いましょう。クラスの全員がチームとして、教室の学びの準備を整えるために協力していくことを伝えます。
          2. 全員が,特定の仕事を一定の期間受け持つことを発表します。
          3. 『仕事のリスト』を見せましょう。何をいつまでにするのかを伝えます。きれいで心地よい教室を保つために、全員が平等に役割を担うことを説明します。
          4. 仕事の輪』を見せましょう。見方を説明し、毎週仕事が変わることを伝えます。
          5. 子ども1 人1 人の名前を読み上げ、最初の週の仕事を発表します。それぞれに、仕事の内容について発言してもらいます。もし、わかりにくいところがあるようなら補足説明をします。

          STEP2 練習

          ロールプレーで、子どもたちに様々な仕事を順番に練習してもらいます。クラス全体に、仕事は正確に行えていたかを質問します。同じ仕事を、全員が順番に行うことになることを、説明します。『仕事の輪』と『仕事のリスト』は、いつでも確認できることを伝えます。子どもたちがすばらしい練習をしてくれたことに、感謝します。

          STEP3 強化

          日々のスケジュールに、教室を整える時間を組み込みましょう。ほとんどの仕事は、授業や1日が終わったときに行うものです。子どもたちがクラスの仕事を行う時間に一貫性を持たせましょう。最初の1 週間は、子どもが仕事を始めるまでに、声をかけたり、『仕事の輪』や『仕事のリスト』を見てもらったりすることが必要かもしれませんが、すぐにルーティーンになります。

          2 プリントを集める(配る)

          プリントを配ったり集めたりするのは、できるだけシンプルにすべきです。指導時間を中断させる、大仕事になってはいけません。子どもたちが用紙の集配の手順を覚えたら、指導時間が浪費されることはなくなります。

          教室の机を列に揃えましょう。子どもたちの座席を指定し、アルファベット順か、クラス番号順にします。座席は横に順番に指定し、用紙を回収したときに順番通りになるようにします。

          プリントを集める

          子どもたちには、後ろから前にではなく、横方向にプリントをまわすよう、指導します。縦にまわすと以下のような問題が起こることがあります。

          教師は子どもたちの背中で何が起こっているのか、見えません。子どもは紙を振りまわしたり、背中を突いていたりすることがあります。縦の列のほうが、人数が多いのが一般的です。人数が多いと時間もかかり、指導の時間が奪われます。

          つまり、縦方向にまわすのは時間も余計にかかる上に、より授業の妨げになる可能性があるのです。

          プリントを集めるときの流れ

          自分のプリントを上に重ね、右の席の机に置きます。すべての用紙が右端に集まったら、後ろの席から前にまわします。このときも、まわってきた束の上に、手元の束を重ねます。座席1 にプリントが集まると、用紙は番号順に揃っています。

          STEP1 説明

          1. まず、プリントの上に自分の用紙を置き、まとめて隣の席の机の上に置くやり方を見せます。各列の左端、または右端の子ども1人に(どちらからまわしてもらうかによって変わります。あなたが決めましょう)、隣の子どもの机の上に用紙を置いてもらいます。紙をまわすときに、ひらひらさせたりしないよう、手渡しは禁じます。
          2. 次の子どもは、自分のプリントを受け取った紙の上に重ねます。そして隣の席の子どもの机の上に置きます。この手順を逆の端の子どもの席まで、繰り返します。
          3. 用紙がまわっているときは、集中するよう、指示します。そうすれば混乱したり、用紙が床に落ちたりすることはありません。
          4. すべての列の子どもたちに、同じ手順でプリントをまわしてもらいます。横方向に、反対側に端にいくまでです。
          5. 一番後ろの列の端の子どもに、プリントの束を前の席の子どもに渡すよう指示します。受け取った子どもは手元の束を上に重ね、前にまわします。これを最前列の子どもがプリントを受け取るまで続けましょう。用紙はアルファベット、あるいは番号順に揃っているはずです。
          6. 一番前の端にいる子どもから、あなたが決めた通りの順番に揃った用紙の束を受け取ります。

          STEP2 練習

          子どもたちに、定められた形式で紙に頭書を入れるよう、指示します。用紙の手順の流れをおさらいするために、いくつか質問をして、手の合図で回答してもらいます。ここで、質問に対する手の合図の回答例を見せます。

          1 .どちらの方向に用紙をまわしますか?
          2 .自分の用紙はどちらに重ねますか。上か下か、どちらでしょう?
          3 .先生が受け取るのに、用紙の束はどちら方向にまわされてきますか?

          子どもたちに手順通りに用紙をまわしてもらいます。机から机へと紙がまわる間、見守ります。必要に応じて、やり方を正しましょう。手順に従っている子どもたちを褒めます。次に、子どもたちに用紙を返すと伝えます。用紙の束の一番上の紙を取り、自分の名前を確認して、自分の分だけを取るよう指示します。もし1列に5名いたら、 5名分の用紙を右端の子どもに渡します。わかりやすく一番上にある自分の用紙を取った子どもは、残りの用紙を左隣の机に置きます。次の子どもも、一番上にある自分の紙を取り、左隣の机に置きます。一番左の子どもの机に、用紙が置かれるまで続けます。用紙を集めるのと配るのとを、子どもたちが覚えたと思うまで、練習しましょう。

          STEP3 強化

          この手順は、これから用紙を集めたり、返したりするたびに使うことを伝えます。最初の数回は、部屋の横に行き、各列で手順がきちんと行われているかを確認します。子どもたちが用紙の扱いに慣れ、正確にできるようになったら、さらに効率よくできるようにします。用紙の回収や配付にかかった時間を計り、その推移をグラフにしましょう。あなたが教えているクラスそれぞれに、他のクラスよりも速く、一番になれるよう励ましましょう。

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          商品の仕様

          • 読者対象: 小学校教員・中学校教員
          • 出版年月: 2018年3月7日
          • ページ数: 288

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