教師のNG思考

    教師のNG思考

      ISBN: 9784491043548

      土居 正博/著

      1,800(税込)

      著者紹介

      土居正博
      神奈川県・川崎市立小学校教諭
      1988年生まれ。創価大学大学院教職研究科教職専攻修了後、現職。全国国語授業研究会監事。国語教育探究の会会員。教育サークル「KYOSO's」代表。季刊誌「教師のチカラ」(日本標準)編集委員。教員サークル「深澤道場」所属。
      2015年「わたしの教育記録」(日本児童教育振興財団主催)にて「新採・新人賞」受賞。2016年「わたしの教育記録」にて「特別賞」受賞。2018年「読売教育賞国語教育部門優秀賞」(読売新聞主催)受賞。2020年「国語科学習デザイン学会優秀論文賞」(国語科学習デザイン学会)受賞。
      著書に『1年生のための国語科指導法』、『初任者でもバリバリ活躍したい教師のための心得』、『クラス全員が熱心に取り組む! 漢字指導法』(いずれも明治図書出版)、『「めあて」と「まとめ」が変わる「Which型課題」の国語授業』(分担執筆)、『子どもの「全力」を育てる国語科指導ことば50』、『「繰り返し」で子どもを育てる国語科基礎力トレーニング』(いずれも東洋館出版社)などがある。
      [2021年2月現在]

      目次

      はじめに

      序章
       なぜ「NG」なのか
       「不正解」を設定し、それを避けることで力量が高まっていく
       「NG思考」は「NG手法」を生み出すもとになる

      1 他責思考
       他責思考とは
       テストの点数が悪いのは子どものせい?
       教師にとっては「たかがテスト」、子どもにとっては「されどテスト」
       いきなり授業中の発言を求めない
       子どもが挨拶しないのは子どものせい?
       「モンスターペアレント」と名づけてしまえばラクになれる!?
       なぜ他責思考に陥るのか—自分を守るため—
       他責思考の問題点—「無意識のうちに」陥り、指導改善がなされず、力量が上がらない—
       他責思考を乗り越えよう—とはいえ全て自責思考ではきつすぎる……—

      2 手段の目的化思考
       手段の目的化思考とは
       「教師が言わない」のが良い授業?
       子ども達から出てこなければ……教師がきちんと教えればいいだけのこと
       漢字はノートに何度も書かなくては覚えられない?
       音読の宿題は「音読カードにハンコを押してもらうこと」?
       挙手にこだわることは「手段の目的化」か
       「聞く姿勢」ばかり指導しても、子どもは聞けるようにはならない
       板書にこだわるのは良いけれど……
       子どもの興味をひきつけることも行き過ぎると……
       宿題も「手段の目的化」してはいけない
       「子どもを叱らない」のは何のため?
       手段の目的化は教師の自己研鑽にも
       教師の自己研鑽は何のためか
       手段の目的化はなぜ起こるのか—様々な要因—
       手段の目的化の問題点—成果がでにくく、それに気づきもしなくなる—
       手段の目的化を乗り越えよう—「目的」に立ち返る意識をもつ—

      3 「横並び・安定・事なかれ」思考
       「横並び・安定・事なかれ」思考とは
       横行する横並び主義—「学年で揃えましょう」!—
       本当の意味で「揃える」ことは不可能に近い
       若手は特に注意したい—横並び主義による思考停止—
       若手教師には自分で考えさせるように周りの教師がサポートすべき
       何を揃え、何を揃えないべきか
       「横並び主義」の問題点と乗り越え方
       「安定志向」は教師の進歩を妨げる
       行き詰まりを見せた「一人一役当番システム」
       行事提案も少しの改善を加えて
       「安定志向」の問題点と乗り越え方
       「事なかれ主義」—「ごめんね、いいよ」指導(?)—
       強く指導すべき時にも強く出られない
       子どもの怠けを追及できない
       「一枚ももらえない子がいたらどうしよう……」
       「事なかれ主義」の問題点と乗り越え方

      4 極論思考
       極論思考とは
       「基礎か活用か」に対する私の考え
       内容か形式か
       丁寧な指導か、自主性を重んじた指導か
       ハウツーか理論か
       教師中心か子ども中心か
       一斉指導か話し合いか
       極論思考に陥る要因
       極論思考の問題点
       極論思考を乗り越えよう

      5 無自己分析思考
       無自己分析思考とは
       「モグモグタイム」をやってみたが……
       「こわい先生」でいようとしすぎて……
       自分が置かれている状況の分析も
       無自己分析思考に陥る要因
       無自己分析思考の問題点
       無自己分析思考を乗り越えよう

      6 学校内価値過大視思考
       学校内価値過大視思考とは
       教師が言う「育った」は本当に成長か
       「早くできる」ことだけが良いことか
       先生の言うことを聞けることが有能な証なのか
       学校内価値過大視思考に陥る要因
       学校内価値過大視思考の問題点
       学校内価値過大視思考を乗り越えよう

      おわりに—「不正解集」の価値とは—

        • 本日発送 Feb 25, 2024 09:00:00 +0900 以内に注文する

        商品説明

        こんな経験はありませんか?

        ○尊敬する先輩教員2人から異なるアドバイスをされた
         「いざというときには、しっかりと叱れることが子どもの信頼につながるんだよ」
         「どんなときでも叱ることは良くないよ。自立心を奪ってしまうからね」
        ○本によって、書かれている内容が正反対だった
         「すべての子どもが安心して学習できるように、あくまでも教師主導の丁寧な指導が基本である」
         「教師は前に出ず、子どもの自主性を尊重した方がよい。トラブルが起きても子どもにとってはいい経験である」

        一体、どちらが「正解」なのでしょうか?
        主張は正反対ですが、教育においては実はどちらも「正解」です。
        目の前にいる子どもの状況、学級の雰囲気、さらには教師の人柄など、さまざまなファクターに左右され、そのときの「正解」が変わるからです。
        このように教育に絶対的な正解はありません。しかし、避けるべき不正解はあります。
        子どもをしっかりと成長させられる教師になるためのカギは、
        正解ではなく、むしろ不正解——「NG思考」の方にある
        のです。

        誰もが陥ってしまう可能性のある、6つの「NG思考」

        本書で扱う「NG思考」は6つです。

        〇思わず誰かのせいにしてしまう 他責思考
        〇手段がいつの間にか目的になってしまう 手段の目的化思考
        〇成長を阻害してしまう 「横並び・安定・事なかれ」思考
        〇柔軟性に欠けてしまう 極論思考
        〇成果が出にくくなってしまう 無自己分析思考
        〇子どもの可能性を狭めてしまう 学校内価値過大視思考

        一見すると、どれもあまりにも「NG思考」であることが明らかすぎて、「さすがに自分は大丈夫だろう」と思ってしまうものばかりでしょう。
        しかし、これらは、気が付かないうちに陥りやすい「NG思考」ばかりなのです。
        例えば、「褒める」という行為。
        「NG思考」とほど遠いように見えますが、場合によっては褒めることでかえって、教師の価値を押し付け、子どもの可能性を狭めてしまうことも……。
        本書では、このような例を「学校内価値過大視思考」と呼び、「早く行動できること」「教師の言いたいことをすぐに理解できること」「板書をノートに丁寧に写せること」が学校内では評価されやすい事柄だと紹介しています。
        このように「NG思考」には、「よかれと思って」や「熱心であるがゆえに」陥ってしまう側面があるのです。

        教師も子どもも前向きに成長していくために

        「NG思考」に陥るのは、ある種の防衛機制と言えます。
        先生には子どもが好きで責任感が強く、熱心な方が多いです。
        熱心であるがゆえに、なにか問題やうまくいかないことが起きたとき、自分の心を守るために「NG思考」に陥ってしまうようです。
        「NG思考」に一度陥ると、抜け出すのに苦労します。
        それは「なぜ、うまくいかないのか」「どうやったら改善できるのか」をうまく分析できない状況だからです。
        その原因を分析するためにも、改善に向かうためにも、まずは「NG思考」を知ることが大切です。
        「NG思考」を避けることで、子どもたちと自分なりの、そのクラスなりの正解に辿りつくことができます。
        「NG思考」を排して辿りついた「正解」は、目の前の子たちにしか通用しない「正解」かもしれません。
        しかし、それを模索し子どもと辿りつけるのが教師の喜びなのだと、著者である土居先生は語ります。

        さあ、あなたも「NG思考」を知り、子どもたちとともに、自分なりの「正解」に辿りつくための第一歩を踏み出しませんか?

        商品の仕様

        • 読者対象: 小学校教員
        • 出版年月: 2021年2月26日
        • ページ数: 212

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