「美意識」を育てる

    「美意識」を育てる

      ISBN: 9784491051222

      筑波大学附属小学校/著

      2,600(税込)

      著者紹介

      筑波大学附属小学校

      明治6年に日本初の国立の師範学校の練習小学校として設立され、児童の心身の発達に応じて義務教育としての普通教育を行っている。その使命は、筑波大学の附属小学校となった今でも、初等教育の理論と実践の研究校として受け継がれている。その成果は、国内外から訪れる年間1万人以上の公立学校教師をはじめとする教育関係者に供されている。

      目次

      まえがき

      第1章 「美意識」を育てる ~研究の全体~
      美意識を育てる
      [研究企画部]  髙倉弘光/桂  聖/由井薗 健/大野 桂/辻  健
      /平野次郎/笠 雷太/眞榮里耕太/加藤宣行/盛山隆雄
      1.研究テーマ「『美意識』を育てる」は、こうして生まれた
      2.「美意識」を育てる
      3.「『美意識』を育てる」研究で明らかになったこととは?

      第2章 「美意識」を育てる ~各教科等の研究~
      国語科 「美意識」を育てる授業とカリキュラム-読むこと(文学的文章)の授業 改善を中心に-
      [国語科教育研究部]  青木伸生/青山由紀/桂聖/白坂洋一/弥延浩史
      1.国語科で育てたい「美意識」とは
      2.国語科で「美意識」を育てる授業の条件
      3.国語科で「美意識」を育てる授業の実際
      4.国語科で「美意識」を育てるカリキュラム

      社会科 「よりよい社会」を形成するために問い続ける
      [社会科教育研究部] 由井薗健/粕谷昌良/山下真一/梅澤真一
      1.社会科で育てたい「美意識」とは
      2.社会科で「美意識」を育てる授業の条件
      3.社会科で「美意識」を育てる授業の実際
      4.社会科で「美意識」を育てるカリキュラム

      算数科 子どもの「美意識」を育てる算数授業
      [算数科教育研究部] 夏坂哲志/盛山隆雄/中田寿幸/大野 桂/森本隆史/青山尚司/田中英海
      1.算数科の目標と『「美意識」を育てる』研究の関わり
      2.「 美意識」を育む授業を具現化するための視点と授業イメージ
      3.「美意識」を育む授業の実際─5年「三角形の内角の和」─
      4.子どもの「美意識」を育む授業づくりの条件
      5.子どもの「みえ方」基点でつくる、「美意識」を育む図形カリキュラム

      理科 理科授業を通して「美意識」を育てる
      [理科教育研究部]  佐々木昭弘/鷲見辰美/志田正訓/富田瑞枝/辻 健
      1.理科で育てたい「美意識」とは
      2.理科で「美意識」を育てる授業の条件
      3.理科で「美意識」を育てる授業の実際
      4.理科で「美意識」を育てるカリキュラム

      音楽科 音や音楽を子どもに委ねることで子どもの「美意識」は育つ
      [音楽科教育研究部]  髙倉弘光/笠原壮史/平野次郎
      1.音楽科で育てたい「美意識」とは
      2.音楽科で「美意識」を育てる授業の条件
      3.音楽科で「美意識」を育てる授業の実際
      4.音楽科で「美意識」を育てるカリキュラム

      図画工作科 その先にある「美」に意識を向けようとする
      子どもを育てる
      [図画工作科教育研究部]  北川智久/仲嶺盛之/笠 雷太
      1.図画工作科で育てたい「美意識」とは
      2.図画工作科で「美意識」を育てる授業の条件
      3.図画工作科で「美意識」を育てる授業の実際
      4.図画工作科で「美意識」を育てるカリキュラム

      家庭科 家庭科の「美意識」は、生活の中で生きて働く
      [家庭科教育研究部]  横山みどり
      1.家庭科で育てたい「美意識」とは
      2.家庭科で「美意識」を育てる授業の条件
      3.家庭科で「美意識」を育てる授業の実際
      4.家庭科で「美意識」を育てるカリキュラム

      体育科 「美意識」を育てる ~新しいカリキュラムの創造~
      [体育科教育研究部]  眞榮里耕太/平川 譲/齋藤直人/山崎和人
      1.体育科で育みたい「美意識」とは
      2.体育科で「美意識」を育てる授業の条件
      3.体育科で「美意識」を育てる授業の実際
      4.体育科で「美意識」を育てるカリキュラム

      外国語科 外国語科で育てる「美意識」~音とコミュニケーションの視点で〜
      外国語活動外国語科教育研究部  荒井和枝
      1.外国語活動外国語科で育てたい「美意識」とは
      2.外国語活動外国語科で「美意識」を育てる授業の条件
      3.外国語活動外国語科で育てる授業の実際
      4.外国語活動外国語科で「美意識」を育てるカリキュラム

      道徳科 授業を変える、カリキュラムが変わる
      道徳科教育研究部  加藤宣行/山田 誠
      1.道徳科で育てたい「美意識」をどのように捉えたか
      2.道徳科で「美意識」を育てる授業の条件
      3.道徳科で「美意識」を育てる授業の実際
      4.道徳科で「美意識」を育てるカリキュラム

      STEM+総合活動で育てる美意識
      総合活動教育研究部  盛山隆雄
      1.STEM+総合活動とは何か
      2.STEM+総合活動と美意識との関係
      3.総合活動で育てたい「美意識」
      4.STEM的見方考え方
      5.S、T、E、M、A、Lの役割
      6.「美意識」を育てる総合活動の授業の実際
      7.「STEM+総合活動」のカリキュラム

      教科等横断的な学習(理科保健教育道徳科)
      正解のない問題に納得解を出す「いのちの授業」
      佐々木昭弘/齋藤久美/加藤宣行/山田誠
      1.「いのちの授業」で育てたい「美意識」とは
      2.「いのちの授業」で「美意識」を育てる条件
      3.「いのちの授業」で「美意識」を育てる授業の実際
      4.「いのちの授業」で「美意識」を育てるカリキュラム

      あとがき

          商品説明

          資質・能力を「本質的な方向」に働かせようとする根本的な「何か」がある。
          その何かを、私たちは「美意識」と呼び、育てることを志向した。

          本書の概要

          「美意識」とは、その子の「みえ方」や「こだわり」をもとに、本質を捉え深めようとする心の働きである。それは「共に幸せに生きるために発揮される資質・能力」の源である。

          本書は、子どもの「美意識」を育てるべく、筑波大学附属小学校が4年間取り組んだ理論研究と授業実践を紹介し、さらに新たなカリキュラムを提案する。

          本書からわかること

          本質的な方向性

          資質・能力の育成という観点だけではなく、生涯にわたって「よりよい方向」に発揮されることが必要である。例えば、高学年の子どもが「戦争に賛成である」という主旨の意見文を書いたとする。そして、文章構成も表現も見事に工夫していた。私たち教師は、この作文をどう見るのか。この子の「論理」自体は否定できない。しかし、こうした内容の作文には、私たち教師は肯定することができない。つまり、「書く」「話す」の表現にも、「読む」「聞く」の理解にも、「よりよい方向性」としての教材・題材、学習活動、学習内容を見極める必要があるのです。このような「見せかけの資質・能力」ではなく、本質的な方向に働かせる「資質・能力」の源には「美意識」がある。

          内容の美、方法の美

          「美意識」を育む社会科授業を具現化するためには、子どもたち一人ひとりが、「教科の本質」に迫るような教材に対する「内容の美」や授業展開に対する「方法の美」を感じ取ることが必要不可欠である。

          例えば社会科では、「内容の美」を感じ取らせる教材とは、「社会的な価値」や「社会の問題」等が内包された「教科の本質」に迫る教材である。また、「方法の美」を感じ取らせる授業展開とは、多様な他者との「対話」であり、自分の「価値」と他者の「価値」を「比較検討」したり、自分とは違う他者の視点で「多角的に検討」したりすることを通して、自分の「価値」はこれでよいのか「問い続ける」ような思考の方法を具現化する授業展開である。

          このように各教科における「内容の美」「方法の美」を分けて捉えて実践事例を紹介する。

          「みえ方」と「見方」

          「美意識」を育てる授業とは、一体どのような授業なのか。端的に述べると、それは子どもの素直な「みえ方」を「見方」に深化させ、その「見方」を子どもが自覚的に働かせるようになることを目的とした授業である。各教科・領域でその具体を紹介する。

          カリキュラム

          本研究においては、各教科等におけるカリキュラムを今一度見直し、資質・能力時代に応じた「新しいカリキュラムモデル」の創出を新しい研究内容に位置づけた。各教科や領域において、真に必要な学習内容は何かを抽出し、それらを構造化し、配列することを目指した。

          こんなひとにおすすめ

          筑波大学附属小学校の研究にご興味のある方
          専門教科の研究だけではなく、カリキュラム編成に関心のある方

          商品の仕様

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2023年6月19日
          • ページ数: 188

          Customer Reviews

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          小学校の先生
          美意識とは何か

          一見すると、どんな関係があるのかよく分からない「美意識」という捉え方にとても納得しました。実践も多数掲載されており、読み応えのある一冊です。

          わもり
          教科ごとで、、、

          教科ごとに分かれているので、自分の研究している教科だけ読めるので嬉しい

          K
          K.
          幼児教育からの視点

          幼児教育者として、「美意識」の表題に魅せられ購入しました。第1章では、乳幼児期から育まれている資質・能力、また一人ひとりの子どもの感性、さらに文科の架け橋プログラム、幼保小の連携など謳われず、いきなり「みえ方」「こだわり」が述べられ、資質・能力の源であるとのこと。つまり、美意識の定義があまりにも乱暴ではと思いました。

          教科を担当された先生たちの実践記録は素晴らしいですが、「美意識」に関するベーシックコンセプトに物足りなさを感じました。

          当ショップでのご購入ありがとうございます。
          本書がお役に立てば幸いです!

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