これからの体育科教育はどうあるべきか

    これからの体育科教育はどうあるべきか

      ISBN: 9784491053875

      高田 彬成・森 良一・細越 淳二/編著

      1,800(税込)

      著者紹介

      高田彬成
      帝京大学教授

      横浜国立大学大学院修士課程修了。小学校教諭、市指導主事を経て、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官(併)スポーツ庁政策課教科調査官として、平成29年告示の「小学校学習指導要領及び解説」体育編の作成編集を担当。平成31年より現職。主な著書に、『確かな学習状況を見取る 小学校体育の評価規準づくり』(大修館書店)がある。

      森良一
      東海大学教授

      栃木県教員、栃木県教育委員会等を経て、2008年4 月より文部科学省、スポーツ庁の教科調査官として学習指導要領及び解説作成編集を担当する。2018年4 月より現職。専門は、保健科教育、健康教育で日本保健科教育学会、日本学校保健学会、日本体育・スポーツ・健康学会等に所属している。大学では保健体育科教育法1 、保健体育科教材論等を担当し、保健体育の教員養成や研究者育成に力を入れている。

      細越淳二
      国士舘大学教授

      筑波大学大学院修士課程体育研究科修了。平成15年4月より国士舘大学に勤める。専門領域は体育科教育学、スポーツ教育学。平成29年告示の小学校学習指導要領(体育) 作成協力者、『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 小学校体育』(令和2年)作成協力者。主な著書に、『確かな学習状況を見取る 小学校体育の評価規準づくり』(大修館書店)がある。

      目次

      第1章 学習指導要領改訂により体育の授業はどのように変わったか 7

       1 3つの資質・能力をどのように育成していくのか 8
       2 体育や保健の見方・考え方を働かせた姿とは 14
       3 運動領域の内容の変更による指導の在り方 20
       4 保健領域の内容の変更による指導の在り方 26
       5 主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善を再考する 32
       6 体育における個別最適な学びと協働的な学びとは 38


      第2章 体育における評価の在り方はどうあるべきか 45

       1 体育における評価の課題とその改善 46
       2 知識・技能をどう評価するか:運動領域
         (第5学年:ボール運動・ゴール型) 54
       3 知識・技能をどう評価するか:保健領域
         (第5学年:けがの防止) 58
       4 思考・判断・表現をどう評価するか:運動領域
         (第3学年:マット運動) 62
       5 思考・判断・表現をどう評価するか:保健領域
         (第3学年:健康な生活) 66
       6 主体的に学習に取り組む態度をどう評価するか:運動領域
         (第2学年:体つくりの運動遊び) 70
       7 主体的に学習に取り組む態度をどう評価するか:保健領域
         (第6学年:病気の予防) 74
       8 体育で妥当性・信頼性を高め効率的な評価を目指すために 78


      第3章 運動領域と保健領域との関連を図る指導はどうあるべきか 83

         運動領域と保健領域との関連を図る指導について 84

       【実践編】
         事例1 体ほぐしの運動遊びを中心とした授業づくり 86
         事例解説 体ほぐしの運動(遊び)と保健領域を関連させた授業づくり 91

         事例2 体の発育・発達を中心とした授業づくり 92
         事例解説 保健領域の単元に対応した運動とは何か 97

         事例3 体の動きを高める運動を中心とした授業づくり 98
         事例解説 運動がもち「よさ」(効果)を大切にした授業づくりと働きかけ 103

         事例4 心の健康を中心とした授業づくり 104
         事例解説 「心の健康」に運動を結び付ける授業実践 109


      第4章 ICT端末で体育の授業はどう変わるか 111

       1 ICT端末を使うことで子どもたちに何が育つのか 112
       2 ICT端末を使うと効果的な場面と授業への活かし方のポイント:運動領域 116
       3 ICT端末を使うと効果的な場面と授業への活かし方のポイント:保健領域 118

       【実践編】
         事例1 初期段階における一人一台端末活用の可能性
             第2学年 マットを使った運動遊びを通して 120

         事例2 中学年の事例:運動領域
             (第4学年:ゲーム・ネット型) 126

         事例3 第5学年「跳び箱運動」における一人一台端末の効果的活用 132

         事例4 「病気の予防」における一人一台端末の効果的な活用のポイント
             (高学年の事例:保健領域・第6学年) 138


      第5章 これからの体育で求められること 145

       1 運動が苦手でも体育が得意になる指導とは 146
       2 心の健康の大切さをどのように実感させていくか 148
       3 幼児期の教育と一層の関連を図った指導とは 150
       4 日常生活との関連を図った指導とは 152
       5 教師の指導力向上のための研修の在り方 154
       6 小学校体育における教科担任制を考える 156
       7 中学校との連携の在り方 158
       8 外部との連携を図った体育科授業のミライ①:研究者等との連携 160
       9 外部との連携を図った体育科授業のミライ②:学校医等との連携 162
       10 インクルーシブ教育との連携を図った体育科授業のミライ 164

      編著者・執筆者紹介 166

          商品説明

          教科教育の現在と未来を考える羅針盤シリーズ、ついに刊行!

          本書の概要

          令和3年の中央教育審議会答申において、「個別最適な学び」と「協働的な学び」が提起され、これまで以上に「個に応じた指導」「探究学習」「ICT端末の活用」を推進することが目指されている。本書では次期学習指導要領を見据え、これまでの体育科の課題を整理するとともに、ICT端末を使った最先端の授業、領域間の関連、地域・学校段階間の接続を重視した新時代の体育の学びを提言する。

          本書からわかること

          体育科の「課題」を解決する!

          ■課題1:「学びに向かう力、人間性等」の指導と評価

          学習指導要領において、「学びに向かう力、人間性等」の指導の目標は示されていますが、指導の内容まで明確に示されていない教科等がほとんどである一方、体育科運動領域においては、内容まで明確に示されています。このことから、体育は、運動を通して、学びに向かおうとする態度や豊かな人間性等を育むことをより顕著に表した教科であるということができます。
          「学びに向かう力、人間性等」の指導と評価で最も留意すべきは、「運動の楽しさや喜びにつなげるため」にあるということです。「守らなければならない約束」「学習規律」とするではなく、「これらの態度を育成することでもっと運動が楽しくなる」「豊かなスポーツライフの基礎になる」という指導観が大切です。本書では、3つの資質・能力の指導と評価について、新旧のスポーツ庁調査官や学習指導要領の作成協力者が、丁寧に解説していきます。

          ■課題2:運動領域と保健領域との関連

          運動領域と保健領域の関連を図る指導については、これまでも行われてきました。しかし、平成28年12月の中央教育審議会答申において、「小学校、中学校、高等学校すべてで、体育と保健の一層の関連を図った内容等について改善を図る」ことが明確に示され、小学校の学習指導要領(平成29年告示)において、より一層の関連が図られるようになりました。
           しかし、どの単元で関連を図るのか、どのような順番で指導を行うのかなど、現場では戸惑いの声を聞こえてきます。大切なことは、保健の授業で学んだ内容を運動領域の授業で意識したり、運動領域で学んだ内容を保健の授業で振り返ったりすることなどを通して、それぞれの内容に対する学びの質が高まり、体育科としての学びを深めることになります。本書では、「体ほぐしの運動遊び」「体の発育・発達」「体の動きを高める運動」「心の健康」を中心とした4つの事例を紹介し、多くの先生の悩みに答えていきます。

          新時代の体育の学びを提言する!

          ■提言1:ICT端末を活用した新たな体育の学び

          体育授業でICT端末を用いることで、子供たちには、自分の実態を把握する「自己認識能力」、動きに関する情報や自己の課題解決に向けた取組に関する情報を集めることに関わる「情報収集力」、集めた情報を分析・統合して結論を導き出す「情報分析・統合力」、自分がどの解決策を選択すればよいのかを判断する「課題選択力」等が身に付くと言えます。ICT端末を用いることで、今の自分(たち)のことを「分かる」ことが、これまでとは比較にならないほど充実してできるようになりました。
          本書では、運動領域、保健領域において「ICT端末を使うと効果的な場面と授業への活かし方のポイント」を解説するとともに、運動領域の低学年(マットを使った運動遊び)、中学年(ネット型ゲーム)、高学年(跳び箱運動)および保健領域(病気の予防)の実践を紹介します。どこで活用するかという「中心活動」と、ICT端末を活用した「評価」の具体が見えてきます。

          ■提言2:次期改訂を見据えた新たな体育の学び

          次期学習指導要領の議論が始まろうとする中、体育科教育を牽引する研究者・実践者たちは、多くの実践を行ってきています。本書でも、①運動が苦手な子どもへの指導、②幼児期や中学校との連携を図った指導、③外部(研究者・学校医等)との連携を図った指導など、これからのミライを生きる子どもたちの学びを充実するための提言を行っています。また、現代的な課題である「心の教育」について、より一層の充実が求められる「インクルーシブ教育」との連携についても紹介します。

          こんな先生におすすめ

          体育科教育に力を入れている先生
          体育科教育を究めたい先生・体育主任

          商品の仕様

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2023年12月14日
          • ページ数: 168
          • 判型: A5判

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