子どもの自己調整スキルを磨く―個別最適な学びと協働的な学びを根底から支える

    子どもの自己調整スキルを磨く―個別最適な学びと協働的な学びを根底から支える

      ISBN: 9784491054278

      横田 富信/著

      1,900(税込)

      著者紹介

      東京都世田谷区立代沢小学校指導教諭
      1979年生まれ。東京学芸大学教育学部中等教育教員養成課程社会専攻卒。日野市、杉並区、世田谷区公立小学校を経て、令和4年度より現職。東京都教職員研修センターや各地区での研修会・研究会等で、小学校社会科の授業づくりや学級経営について講師を務める。国立教育政策研究所「評価規準、評価方法等の工夫改善に関する調査研究(令和2年、小学校社会科)」協力者。

      目次

      第1章 自己調整学習の有用性を根拠づける考え方
      子どもが活きる・活かす学習観
      学習に対する責任を果たすエージェンシー
      自己評価(振り返り)が、その後の学びに寄与するために必要なこと
      自己調整学習の考え方
      1 自己調整学習の段階
      2 自己調整学習のサイクルを支える要素
      協働的な学び

      第2章 学習を自己調整する子どもの姿
      相互評価を生かして自己評価スキルを育てる
      1 国語「書写」
      2 体育「マット運動」
      子ども自身の手で授業をつくり上げる自学スタイル
      1 算数「小数」
      2 国語「モチモチの木」
      学びの「責任」「協働」「こだわり」のある社会科学習
      協働的な学びを通して考えを練り上げていく姿
      自分の学習に責任を果たしてさらなる向上を図る姿
      調べる順番に自ら意味をもたせ追究する姿
      前単元とのつながりを意識しながら追究の幅を広げる姿
      「個別追究」に取り組んだ子どものとらえ
      明確な役割意識に基づいて自己調整を行う係活動の取組
      自己調整をかかわり合いに生かす
      1 自分の成長につながる目標を設定し、改善を図ろうとする場面
      2 自分たちで席替えを行い、学習環境を整えようとする場面

      第3章 子どもの自己調整スキルを磨く教師の手だて
      ICT活用がもたらした学習のバリエーション
      1 多様な学習方法の提供
      2 学習履歴の管理と可視化
      3 興味・関心に基づく自主的・自発的な学習の促進
      4 学習状況の把握・分析に基づく教師の支援
      OPPAシートの活用
      1 国語「モチモチの木」(3年生)におけるOPPAシートの活用
      2 社会「水はどこから」(4年生)におけるOPPAシートの活用
      振り返りのルーティンをつくる
      1 「振り返り」を通して各時間をつなぐ
      2 学習の進捗状況を振り返り、プロセスを意識できるようにする
      集団としての学び方を共有できるようにする
      1 学級目標の設定とその実現の場
      2 学習構成をシンプルにする
      3 学級目標に紐づける教師の価値づけ
      自己評価と相互評価によって学習改善の糸口をつかむ
      1 自己評価基準のもとで学習改善を図る(社会「水はどこから」)
      2 相互評価を通して自分に合った学習改善の基準をつくる(国語「書写」)
      自己調整学習と教師の手だての整理
      学習方略にかかわる教師の関与
      1 間違いに気づかせる
      2 つまづきを見取る
      3 クラスメイトの学びをモデル化する
      4 子どもたちが自ら「問い」を立てられるように教師が導く

        • 本日発送 Feb 22, 2024 09:00:00 +0900 以内に注文する

        商品説明

        ICTが、子どものエージェンシーをスケールアップする!
        「なにをどのように学ぶか」の決定に関与できたとき、子どもは高い学習意欲を示し、自分が立てた目標の実現に向かって、学習にのめり込んでいく

        本書の概要

        「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現をめざす中教審答申(令和3年)においては、「全ての子供に基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、思考力・判断力・表現力等や、自ら学習を調整しながら粘り強く学習に取り組む態度等を育成するためには、 教師が支援の必要な子供により重点的な指導を行うことなどで効果的な指導を実現するこ とや、子供一人一人の特性や学習進度、学習到達度等に応じ、指導方法・教材や学習時間等の柔軟な提供・設定を行うこと」が必要であると指摘しています。こうした指摘を受け 、近年、単元内自由進度学習やPBL(課題解決型学習)への注目度が増しています。

        「個別最適な学び」と「協働的な学び」をつくっていくためには、「子どもが自立した学習者として自ら学習を進めていけるようになること」が必要ですが、このことは同時に 、「子供たちの学習観」や「先生方の授業観」のパラダイスシフトを求めるものでもあり ます。

        そこでは本書では、これから求められる「学習観」「授業観」に基づき、子ども一人一人が「自立した学習者」となるために欠かせない「自己調整スキル」をどのようにして磨け ばよいか、具体の実践ベースで紹介します。

        本書からわかること

        「個別最適な学び」と「協働的な学び」を支える「自己調整学習」の考え方と実践法がわ かる

        20代30代を第一線でがむしゃらに走り抜「自己調整学習」には、3つの段階と、それらを支える3つの要素があります。
        ■段階
        ①予見段階:学習の目標や計画を立てる段階
        ②遂行段階:問題(課題)解決に向けて自身がもつ知識やスキルを活用して取り組む段階
        ③自己内省段階:自己評価を行う段階
        ■要素
        ①動機づけ:目標設定や学習の見通しをもつ、学習への期待感を高めるリソース
        ②学習方略:自分の目標達成に向けて必要な学習とはなにか、どうすればその学習を進め ていけるかを明らかにするための戦略的メソッド
        ③メタ認知:学習の進捗や成果、課題を認識し(モニタリングし)、よりよいものに行動 をつなげる(コントロールする)ためのアビリティ
        この3つの段階と要素をいかに組み合わせ、子どもの自己調整学習を支える授業にしてい くか、教師の指導法や授業づくりの方法について紹介します。

        自己調整スキルを身につけた子どもの学習はどのように変わるのかがわかる

        主に、次の5つが挙げられます。
        ①柔軟に学習環境を整えることで子どもの学びの幅が広がる
        ②自分の学習を俯瞰できるようになる
        ③振り返りが習慣化する
        ④集団のあり方を共有できる
        ⑤継続的な自己評価によって単元目標の実現につながる

        以上の変容を果たすために必要となるのが、子ども自ら「学習の目標」を立て、「学習を 進める順番」を決め、学習をよりよいものにしていくための「自己評価」を行えるように することです。この一連の学習の枠組みをつくるのが教師の役割です。 本書では、この枠組みづくりの具体について、教科等の実践を通じて紹介します。

        自己調整学習におけるICTの活用法がわかる

        自己調整学習においてICTを活用するメリットには、次の4つが挙げられます。
        ①多様な学習方法の確保
        ②学習履歴の管理と可視化
        ③興味・関心に基づく自主的・自発的な学習の促進
        ④学習状況の把握・分析に基づく振り返りの充実
        これまで教師が主導しなければむずかしかった学習も、一人一台端末によって子ども自身 の力で進めていけるようになりました。
        そこで本書では、ICTを有効活用し、いかにして子どもの自己調整スキルを磨けばよいか、 実践ベースで紹介します。

        こんなひとにおすすめ

        子ども主体の授業づくりをめざしている先生方
        さらなるICT有効活用をめざしている先生方
        子どもの自己有用感や自己肯定感を高めたいと考えている先生方

        商品の仕様

        • 読者対象: 小学校教員
        • 出版年月: 2024年2月9日
        • ページ数: 248
        • 判型: 四六判

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