対話を深め・問う力が育つ 質問力アクティビティ40
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商品説明
子どもの「問う力」を育て、コミュニケーション力を上げる40のアクティビティを紹介!
本書の概要
生成AIの登場に伴い、問いに対する答えを素早く、そして大量に確保する術が一般に流通するようになりました。それは同時に「問いの質」によって得られる情報に格差が生まれる可能性をはらんでいる、ということです。いかに答えを獲得するテクノロジーが発達しようとも、問いを生み出す力がなければ無用の長物です。問いがなければ、答えは生まれないのです。では、この問いを生み出す力は、どうすれば育つのでしょうか。そもそも私たちは、子どもの「問う力」にこれまで意識を向けてきたのでしょうか。
本書では、子どもが問いを使いこなすための「質問力」を向上させる40のアクティビティと環境構成を紹介します。
本書からわかること
<なぜ「質問力」なのか>
コミュニケーションの基本は、対象(相手)に対して、興味・関心をもち、対象のことを理解しようと問いかけることです。では、やみくもに対話をし、質問をし合えばコミュニケーションが深まるかというとそうはありません。
そこで著者は、
・お互いにどんな考えや思いをもっているのか(立場)
・今、やりとりがどのように進んでいるのか(展開)
・この対話のゴールは何か(目的)
この3つを瞬時に判断し、質問を駆使することで、深いコミュニケーションを築くことができると考えました。その上で本書では、問う力(質問力)の定義を
コミュニケーションの場(目的×立場×展開)に応じて3種の質問を駆使しながら、コミュニケーションにおける目的を達成していく力
とし、コミュニケーションを深める「質問力」の向上を提案しています。
<本書の構成>
第1章 理論編 なぜ「質問力」が必要なのかー問う力を問う前に
なぜ問うことの指導が必要なのかについて解説。質問分類表によって「基本的な問い」「広げる問い」「深める問い」と問いを3つの段階に分類し、目指すゴールを示すとともに「よい問いとは」という難解な問いにもこたえています。
第2章 解説編 「問う力」を育む指導について
問うことの指導を支えるカリキュラムや発達段階ごとの指導法、また教室や日常の指導における手立てなども含めた環境構成についても解説しています。
第3章 実践編 アクティビティと環境構成
問うことに慣れる→問いを広げる→問いを深める、という3段階ごとに、原則1見開きで1アクティビティを紹介。朝の会や授業の導入のちょっとした時間で取り組める活動、学級活動や総合的な学習の時間で取り組める活動など、さまざまな場面での取組を紹介しています。
<授業でよくあるこんな「悩み」も解決>
・それぞれの意見発表に終始し、拡散するばかりで収束しない全体交流
・何を話し合ってよいかわからぬまま、沈黙が続くペア対話、グループ交流
・教材に対して「問い」をもつ足がかりをもてない子ども
授業における交流の場面などで、こんな子どもの姿が見られませんか?
質問力を向上させることで、子どもの「問う力」が高まり、コミュニケーションが深まると、授業での話し合いの質も変化してきます。
こんな先生におすすめ
・学級の子どものコミュニケーションに課題を感じている先生
・子どもの話し合いの質を高めたいと考えている先生
・ちょっとした時間で子どもの対話力を高めたい先生