月刊 理科の教育2023年7月号

    月刊 理科の教育2023年7月号

      ISBN: 4910093130736

      一般社団法人日本理科教育学会/編

      800(税込)

      目次

      令和5年7月号
      通巻852号
      2023/Vol.72

      【特集】理科授業におけるDXの可能性

      ■理科授業におけるDXとは
      ●理科教育DXによる新しい価値観の創造
      -DXはどのように授業を変えていくのか- 辻本 昭彦5
      ■理科授業におけるDXの可能性(小学校)
      ●テクノロジーで実現する,生涯学習を根幹に据えた授業づくり-ICT活用の
      フェーズは「情報の共有」から「体験の共有」へ- 吉金 佳能10
      ●デジタルを活用した子ども主体の理科学習の創造-クラウドを通した協働的な
      学びや子ども発信の実現を目指して- 横田 直人13
      ●デジタル化の中で選択と試行錯誤の機会を増やす 孕石 泰孝16
      ●「教わる」から「学ぶ」へ 子ども中心の授業づくりを目指して
      -単元デザインがDXの本領を発揮させる- 内山 林太郎19
      ●他の小学校の葉っぱと比べてみよう-全小理兵庫大会で西宮が発表した「ずれ」を生む3年生の授業- 安部 洋一郎・藤原 拓也・平野 智大22
      ■理科授業におけるDXの可能性(中学校)
      ●食物連鎖に関するプログラミング教材の開発と実践-Scratchを用いた不完全
      プログラムの修正とシミュレーション- 大坪 聡子25
      ●教育のDX化によって理科の授業がどう変わるのか-1人1台のタブレット端末で「観察」「共有」「表現」が変わる- 矢野 充博28
      ●「アプリ」「具体物」「作図や計算」を組み合わせた説明による深い学び
      -中学校第3学年「月の満ち欠け」におけるARアプリの活用を事例として-
      本谷 匠31
      ●生徒の実感を促すためのメディア教材の在り方-中学校理科「気象とその変化」における大気圧の学習を例に- 佐竹 靖34
      ●指導と評価の一体化を進める授業づくり
      -デジタルポートフォリオの活用を通して- 西本 保宏37
      ●ICTの活用による探究的な理科授業のアップデート-中学3年「化学変化とイオン」における教育のDX化を通して- 大槻 峻史40
      ■理科授業におけるDXの可能性(高等学校)
      ●デジタル化が進む教育環境と生徒主体の教育実践-DXを活用した探究活動と協働学習の推進を目指して- 矢崎 貴紀43
      ●教育DXとして熊本で広がるコラボレーションボードMiroの可能性-個別最適な学び・協働的な学びの一体的充実に向けた取り組み- 梶尾 滝宏46

      連載講座
      ●『理科教育学研究』を授業に生かす
      思考の「不確かさ」を批判的に指摘し合う理科指導法
      ―小学校第4学年「もののあたたまり方」― 濁川 智子50
      ●生徒をひきつける観察・実験
      定力装置を用いた,力と運動の関係を調べる実験 宮内 卓也52
      ●教材研究一直線
      スタンプづくりの極意③ 田中 千尋54
      ●教材の隠し味
      根と茎のつくりを「見える化」する工夫 飯島 章56
      ●Let’s Try!理科授業のDX
      撮影した実験映像を授業内で活用する 田中 翔58
      ●先生はサイエンスマジシャンNEXT
      驚愕のAI! チャットGPT とは何か 辻本 昭彦60
      ●理科とわたしの仕事
      理科を学ぶと,人生が変わる! 勅使川原 寛子62

      ダイバーシティ推進を含む学会に対するニーズ調査の結果報告64
      全国大会(三次案内)72
      学会通信76
      次号予告80

      〈今月の表紙〉
      二ホンアマガエル
      学名:Dryophytes japonicus

      無尾目アマガエル科。
      低い木や草の上で生活する。光に集まってくる虫を食べるためか,自動販売機などにくっついていることもある。

      表紙写真:片平久央
      表紙・本文デザイン:辻井 知
      (SOMEHOW)

      Society of Japan Science Teaching
      SCIENCE EDUCATION MONTHLY
      2023/Vol.72/No.852

      Possibility of DX in Science Lessons

      5 Creation of New Values in DX of Science Education : How Will DX Bring About a Change in Lessons?
      TSUJIMOTO Akihiko, Hosei University, Tokyo
      10 Lesson Planning Based on Lifelong Learning That Is Realized with Technology : The Phase of ICT Use is the Change from “Sharing Information” To “Sharing Experience”
      YOSHIKANE Kanou, Hosen Gakuen Elementary School, Tokyo
      13 Creation of Child-centered Science Lessons by Using Digital Tools : Aiming for Cooperative Learning Through Cloud and Encouraging Children to Send out Messages
      YOKOTA Naoto, Himeji Board of Education, Hyogo
      16 To Improve our Chances of Choice and Trial-and-Error in Digitalization
      HARAMIISHI Yasutaka, Elementary School Attached to Kansai University, Osaka
      19 Aiming for Child-centered Lesson, Changing From “Receive Instruction” To “Learn” :To Get the Unit Design to Show Its Stuff in DX
      UCHIYAMA Rintarou, Saigo Elementary School, Shizuoka
      22 Let’s Try Comparing Our Leaves with Other Elementary Schools’ Ones : The Lesson of 3rd Grade
      ABE Yoichirou, Hyogo University; FUJIWARA Takuya, Kitashukugawa Elementary School; HIRANO Tomohiro, Yamaguchi Elementary School, Hyogo
      25 Development of Programming Materials on Food Chain, and Its Practice : Modification of Incomplete Program of Scratch, and Its Simulation
      OTSUBO Satoko, Tsukuba City Educational Research Center
      28 How Far Does DX Bring About a Change in Education? : “Observation,” “Sharing,” and “Expression” Are Changed by Using One PC/Tablet for Each Student
      YANO Mitsuhiro, Lower Secondary School Attached to Wakayama University, Wakayama
      31 Deep Learning by Explanation That Combines “App,” “Real Object,” and “Construction and Calculation” : Example of Using AR Application in “Phases of the Moon” in 9th Grade
      MOTOYA Takumi, Fujishima Lower Secondary School, Fukui
      34 What Should Media Materials Look Like, to Boost Students’ Sense of Reality: Example of Learning Atmospheric Pressure in “Weather and its Change” in Middle School Science
      SATAKE Yasushi, Kindai University, Osaka
      37 Lesson Planning to Integrate Teaching with Evaluation : Making Use of Digital Portfolio
      NISHIMOTO Yasuhiro, Shimada Dai-2 Lower Secondary School, Shizuoka
      40 Update of Inquiry-based Science Lessons by Using ICT : Educational Digitalization at “Chemical Change and Ions” in 9th Grade
      OTSUKI Takashi, Junior High School Attached to Kashima, Ibaraki
      43 Increasingly Digitalized Environment for Education, and Practice of Child-centered Education : Aiming to Promote Inquiry-based Activity and Cooperative Learning by Using DX
      YAZAKI Takanori, Upper Secondary Division of Tamagawa Academy, Tokyo
      46 The Possibility of Miro (Collaboration Board) As DX in Education That is Spreading Over Kumamoto : Efforts of Promoting Individually Optimal Learning and Collaborative Learning Concurrently
      KAJIO Takihiro, Uto Lower & Upper Secondary School, Kumamoto

      50 Bringing “Journal of Research in Science Education” into the Classroom
      52 Demonstrations to Attract Students
      54 Hot Pursuit of Science Material Development
      56 Tips to Spice up Instructional Materials
      58 Let’s Try! DX in Science Lesson
      60 My Teacher Is a Science Magician <NEXT>
      62 Science and My Job

      目次英訳:柿原聖治
      A table of contents is translated into English by KAKIHARA Seiji

          商品説明

          本書の概要

          理科教育の最新動向をタイムリーにとらえた特集テーマ、バラエティ豊かな連載によって、研究や授業実践に役立つ情報を紹介する雑誌です。「理科教育の本質を追究する」をモットーに、昭和27年の創刊から現在まで、日本の理科教育の進歩と発展に貢献してきました。

          特集:理科授業におけるDXの可能性

          子ども主体、子ども発信による新たな学びの創造

          GIGAスクール構想に伴い、子どもたちに1人1台端末が届き、この数年で学習の形が大きく変化してきました。教師は黒板にチョークで、子どもはノートに鉛筆での時代から考えると、大きな変革です。1人1台端末の利活用について、様々な試行錯誤をしながら取り組みを進めているところですが、同時に教育界においても「DX」という言葉を見聞きすることが増えてきているのではないでしょうか。

          DXは「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」の略で、直訳すると「デジタル変革」となります。ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させるという意味とともに、既存の価値観や枠組みを根底から見つめ直すような革新的なイノベーションをもたらすものという意味もあります。DXは経済界でよく使われている言葉、考え方ですが、私たちが携わる教育界においても、DXが始まりつつあるのではないでしょうか。

          例えば、デジタルワークシートを教師が作成し、子どもたちの1人1台端末に配付します。その後、子どもたちがデジタルワークシートに記述して、グループや学級全体で共有するという取り組みは、すでに多くの先生方が行っていることでしょう。しかし、これにとどまらない子どもたちが現れてきているといいます。教師が配付したデジタルワークシートを基に、必要に応じて書きたい項目を増やしたり、撮影した実験の動画を組み込んだりするなど、子ども自身が表現したいことに合わせて、次々とアレンジしているというのです。まさに、子どもが主体となり、子ども発信で新たな学びをつくっていく姿といえるでしょう。子どもたちは、教師が想定した枠組みを自ら広げていく存在であることを、改めて感じる事例です。このような事例は、今後ますます増えていくのではないでしょうか。理科授業におけるDXの可能性は、現段階において未知数です。

          そこで本特集では、1人1台端末の利活用にとどまらず、子どもが主体となり、子ども発信で新たな学びをつくっていくような理科授業の在り方、アイデア、デザイン、取り組み等を紹介します。DXの初めの一歩を共に見つめることを通して、理科授業におけるDXの可能性を見いだし、未来を語り合うきっかけとなることを願っています。

          (『理科の教育』編集委員会)

          商品の仕様

          • 読者対象: 小学校教員・中学校教員・高等学校教員・大学教員
          • 出版年月: 2023年6月28日

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