月刊 理科の教育2024年1月号

    月刊 理科の教育2024年1月号

      ISBN: 4910093130149

      一般社団法人日本理科教育学会/編

      800(税込)

      目次

      令和6年1月号
      通巻858号
      2024/Vol.73

      【特集】「自分って意外とすごい」と思える理科授業

      ■自己肯定感を高める理科授業の実践(小学校)
      ●「人が認めてくれる・人の役に立っている」を実感する理科学習-小学校第6学年・単元末に設定した「探究型の理科」を通して- 岩崎 泰久5
      ●主体となって学ぶことで生まれる自己肯定感
      -子どもの思いを学びにつなげる授業の創造- 伊藤 義明8
      ●「できた喜びを分かち合う」授業-小学校第5学年の生命単元「人のたんじょう」の学習を通して- 小野 綾香11
      ●自らの成長を自覚できるようにするための理科授業について
      -第4学年「電流のはたらき」を通して- 関根 達也14
      ●子どもが安心して自己受容できるための学習環境のデザイン
      -子どもによる自己受容を促すために教師にできること- 松尾 健一17
      ●「科学的に問題解決できた!」という自覚を促す理科授業 吉木 勇気20
      ■自己肯定感を高める理科授業の実践(中学校)
      ●有機的統合理論を用いて自己肯定感を高める
      -「力と変化」「弾性」の学習を通じて- 松本 浩幸23
      ●自己肯定感を育む理科授業
      -努力を促す「成長マインドセット」に着目して- 金澤 遼26
      ●協同学習で,互いに教え合うことによって自己肯定感を高める授業
      -中学校第2学年「からだのつくり」の実践- 中村 淑克29
      ●形成的評価とOPPAによる主体的・対話的で深い学びの見取り方
      -生徒の学習改善による自信をもった生徒の育成- 高原 篤司32
      ■自己肯定感を高める理科授業の実践(高等学校)
      ●高校物理の授業での小さな「できた!」の積み重ね
      -「俺でもできるじゃん」から始まった授業づくり- 稲垣 惇史35
      ●主体的・対話的な学びを通して育成する自己肯定感-アクティブラーニング
      サイクルの構築を通して- 長野 恵里香・古川 千恵38
      ■自己肯定感を高める理科授業の実践(大学からの出前授業)
      ●パワードスーツを脱ぎ捨てよう,そして自分の強みで勝負する
      -エージェンシーに通じる自分の真正性への気付き- 村上 忠幸41
      ●「コーチング」の視点で見直した,ものづくり出前授業
      -「価値ある経験」となる授業展開を考え続けて- 中山 雅茂44


      連載講座
      ●『理科教育学研究』を授業に生かす
      セロハン膜を取り入れた学習指導方法の検討―溶液中の粒子の大きさに着目して―
      市橋 由彬48
      ●生徒をひきつける観察・実験
      理科実験用ガスコンロで簡単にできる定比例の法則の実験 宮内 卓也50
      ●教材研究一直線
      月の形・向き・時刻・位置を一発で表示する早見盤① 田中 千尋52
      ●教材の隠し味
      音階のある楽器づくり~体験,気付き,思考の積み重ね~ 上田 航平54
      ●Let’s Try!理科授業のDX
      教室にSNSを! 吉金 佳能56
      ●先生はサイエンスマジシャンNEXT
      コマはなぜ回り続けるのか(その1) 辻本 昭彦58

      『理科の教育』公開編集
      委員会報告レポート59
      学会通信62
      オンライン全国大会68
      次号予告72

      〈今月の表紙〉
      ウィーディーシードラゴン
      学名:Phyllopteryx taeniolatus

      トゲウオ目ヨウジウオ科。
      オーストラリア南部,タスマニアに生息するヨウジウオの一種。細長い口で吸いこむように小さな生物を食べる。

      表紙写真:片平久央
      表紙・本文デザイン:辻井 知
      (SOMEHOW)

      Society of Japan Science Teaching
      SCIENCE EDUCATION MONTHLY
      2024/Vol.73/No.858

      Having Each Student Realize that “Unexpectedly, How Excellent I Am!” in Science Lessons

      5 Science Instruction for Children to Realize that They Are “Being Recognized and Useful” : Through the “Inquiry-based Science” in 6th Grade
      IWASAKI Yasuhisa, Kudan Elementary School, Tokyo
      8 Developing Positive Views of Themselves By Learning Industriously On their Own : Creating the Lessons Where Children’s Ideas Lead to their Learning
      ITO Yoshiaki, Otofuke Municipal Komaba Elementary School, Hokkaido
      11 The Lesson of “To Share the Joy of Having Accomplished a Task” : Through “The Birth of Humans” in 5th Grade
      ONO Ayaka, Elementary School Attached to Iwate University, Iwate
      14 Science Lessons Designed to Help Children Realize their Own Growth : Through “The Function of Electric Currents” in 4th Grade
      SEKINE Tatsuya, Elementary School Attached to Saitama University, Saitama
      17 To Create a Pleasant Learning Environment Where Children Feel Comfortable Accepting Themselves As They Are : What Teachers Can Do to Encourage Children to Increase their Self-Esteem On their Own
      MATSUO Kenichi, Minatomirai-Honcho Elementary School, Kanagawa
      20 To Raise Students' Awareness of “I Managed to Solve the Problem Scientifically!” in Science Lessons
      YOSHIKI Yuuki, Compulsory Education School Attached to Shimane University, Shimane
      23 To Boost Students’ Self-Affirmation, By Using Organismic Integration Theory : Through the “Force and Change” and “Flexibility”
      MATSUMOTO Hiroyuki, Yubari Lower Secondary School, Hokkaido
      26 To Help Students Build their Self-Esteem in Science Lessons : Focusing on the “Growth Mind-Set” That Urges Students to Make Efforts
      KANAZAWA Ryo, Kyowa Lower Secondary School, Ibaraki
      29 To Boost Students’ Self-Esteem by Teaching Each Other in Collaborative Learning : “Structures of the Bodies” in 8th Grade
      NAKAMURA Hidekatsu, Naoetsu-Higashi Lower Secondary School, Niigata
      32 How to Grasp the Active and Interactive Deep Learning, Using Formative Evaluation and OPPA : Development of Students Who Got Self-Confidence By Improving Lessons
      TAKAHARA Atsushi, Zengyo Lower Secondary School, Kanagawa
      35 Accumulation of Small “Eureka!” Moments in the Class of High School Physics : Planning Lessons That Started from “Even I Can Do It”
      INAGAKI Atsushi, Fuchu Upper Secondary School, Hiroshima
      38 To Boost Students’ Self-affirmation Through Active and Interactive Learning : Through the Construction of the Active Learning Cycle
      NAGANO Erika & FURUKAWA Chie, Kurate Upper Secondary School, Fukuoka
      41 Let’s Cast off a Powered Suit, and Compete On your Own Strength : Awareness of their Own Authenticity That Leads to Agency
      MURAKAMI Tadayuki, Kyoto University of Education, Kyoto
      44 To Dispatch Instructors to Local Schools for Special Classes of Making Things, Which Is Re-examined by the Perspective of “Coaching” : To Keep Thinking the Instructional Development Conducive to “Worthwhile Experience”
      NAKAYAMA Masashige, Hokkaido University of Education (Kushiro Campus), Hokkaido

      48 Bringing “Journal of Research in Science Education” into the Classroom
      50 Demonstrations to Attract Students
      42 Hot Pursuit of Science Material Development
      54 Tips to Spice up Instructional Materials
      56 Let's Try! DX in Science Lesson
      58 My Teacher Is a Science Magician <NEXT>

      目次英訳:柿原聖治
      A table of contents is translated into English by KAKIHARA Seiji

        • 本日発送 Feb 22, 2024 09:00:00 +0900 以内に注文する

        商品説明

        理科教育の最新動向をタイムリーにとらえた特集テーマ、バラエティ豊かな連載によって、研究や授業実践に役立つ情報を紹介する雑誌です。「理科教育の本質を追究する」をモットーに、昭和27年の創刊から現在まで、日本の理科教育の進歩と発展に貢献してきました。

        特集:「自分って意外とすごい」と思える理科授業

        自己肯定感を育むあの手この手

        理科の授業で、児童生徒が「自分って意外とすごい」と思える瞬間とはどんなときでし ょうか。テストの点数がよかったとき、授業中に先生に褒められたとき、友達の質問に答 えられたとき、グループワークで誰も考えられなかったアイデアを出したとき、ワークシ ートのコメントに納得したとき、難しい実験がうまくいったとき、継続的に観察を終えた とき、答えのない問いに自分なりの納得解を得たときなどに、 自己肯定感が高まるのでは ないでしょうか。学びの土台となるようなザックリとした自己肯定の気持ちを、児童生徒 も先生方も無意識のうちに授業の中で育んでいるのでしょう。
        自己肯定感の定義は曖昧ですが、「成否にかかわらず自分には価値観があると思える感 情」「ありのままの自分を受け入れる感情」などと言われています。2017年に独立行政法 人国立青年教育振興機構が高校を対象に実施した調査では、日本はアメリカ、中国、韓国 に比べて自己肯定感が低い傾向にあると分析しています。また、 2019年の「子ども・若 者白書」の結果を受けて、内閣府では「日本の若者の自己肯定感の低さには自分が役に立 たないと感じる自己有用感の低さが関わっている」とコメントしました。
        自己肯定感を含めた「非認知能力」 * が注目されたきっかけは、米国のジェームス・ヘッ クマン(ノーベル経済学賞)の研究における「幼児教育において非認知能力はその後の人 生に大きな影響を与える」という主張です。もちろん、幼児教育に限らず、非認知能力は 何事にも前向きに取り組む原動力となり得ることは容易に理解できます。
        それでは、具体的にどのような考え方や方法で自己肯定感を高めることができるのでし ょうか。また、自己肯定感が高まると授業はどうなるのか、先生方はそれをどのように見 取って授業に生かしているのかなど、本特集では、児童生徒の「自分って意外とすごいじ ゃん」を引き出すあの手この手のエピソードを寄せていただきました。また、「ヨッシャ ー!今日はいい授業だった!」というように、先生自身が自己肯定感の高まりを感じたエ ピソードも寄せていただきました。読者の皆さんにとって、あたたかな心で読むことがで きる特集になれば幸いです。

        また、「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して(答申)」では、個別最適な学びと 協働的な学びの一体的な実現が求められています。特に「協働的な学び」では、多様な人 同士の関わり合いや、地域社会での体験活動など、様々な場面でリアルな体験を通じて学 ぶことの重要性が指摘されています。また、「個別最適な学び」において児童生徒が自ら の学習の状況を把握し、主体的に学習を調整することができるように促していくことも求 められています。これらは、主体的・対話的で深い学びを具現化していくキーワードでも あり、協働的な「振り返り」や「対話」の重要性にもつながると考えます。

        そこで本特集では、「『やってみよう! やってみたい!』を引き出すキャリア発達支援 ~地域が教室、地域が学校~」と題して、特別支援教育における、学びと生活や学びと学 びをつなげてきた地域協働活動について再考します。児童生徒のキャリア発達を促してき た地域協働活動の意義や教育的効果、学校での学びと将来の「はたらく」へのつながりに ついて、有識者から示唆をいただきます。また、知的障害のある児童生徒にとっての地域 や生活とのつながりを意識した実践を紹介し、今の学びが明日の生活、そして将来につな がり、豊かな社会生活を送るために必要な豊かな学校生活に向けた教育実践について、今 一度、確認する機会とします。

        *非認知能力は数値化できない能力のことで、自己肯定感、自己制御、粘り強さなどを指す 。非認知能力の高い人は,学ぶ土台がしっかりできていると言われている。

        (『理科の教育』編集委員会)

        商品の仕様

        • 読者対象: 小学校教員・中学校教員・高等学校教員・大学教員
        • 出版年月: 2023年12月28日

        Customer Reviews

        Be the first to write a review
        0%
        (0)
        0%
        (0)
        0%
        (0)
        0%
        (0)
        0%
        (0)

        最近閲覧した商品

        ログイン

        パスワードをお忘れですか?

        ー初めてのご利用ですか?ー
        アカウント作成

        }