目 次
はじめに……… 7
始 章 「学習指導要領解説 総則編」を中心とした要点の「構成図」………10
第1章 学習指導要領総則の構造………11
1.構成図の説明………11
2.「主体的・対話的で深い学び」の姿と、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」の違い………13
3.「目指す子ども像」としての「主体的・対話的で深い学び」の実現………13
4.目指すべき子ども像は、どこに書かれているか?………14
5.改めて総則の解説を読む…「主体的・対話的で深い学び」が実現した姿=「目指す子ども像」は書かれているのか?………17
Q & A ① 新学習指導要領における「目指すべき子どもの姿」とは?………18
6.「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた7つの授業改善………19
7.「言語能力の育成」の意味すること………20
Q & A ② 「言語能力の育成」が図られる真の理由は?( 資質・能力育成の立場から)………22
8.「育てたい三つの資質・能力」について………22
9.もう1つの「育てたい三つの資質・能力」について………23
第2章 「資質・能力の三つの柱」は、どこから出てきたのか?①
~「目指す姿」実現のための「目指す力」の具体化~………24
1.結局、「目指すもの」は何か?………24
2.国の教育施策の変遷から整理する…………24
ポイント① 〔2 つの学力観…「問題解決型学習」の経験主義教育と「知識重視型学習」の系統主義教育〜要点の説明〜〕………37
ポイント② 「習得・活用・探究」から考えた「二つの学力観」の関係図………41
Q & A ③ 「新しい学力観」「生きる力」「確かな学力」の違いは?そして「習得・活用・探究」はどこから出てきたのか?~コンテンツ重視の教育からコンピテンシー重視の教育への変遷~………49
3.海外の教育事情や取組の影響から考える………50
4.PISA とTIMSS の2つの学力調査結果の現状と課題………54
5.我が国の「全国学力・学習状況調査」について考える………58
コラム① 「全国学力・学習状況調査」の扱いについて………59
第3章 「資質・能力の三つの柱」は、どこから出てきたのか?②
~新学習指導要領の「資質・能力の三つの柱」を考える~………61
1.新学習指導要領までの動き………61
2.「学力の三要素」から「資質・能力の三つの柱」の関係へ………61
3.「資質・能力に共通する要素」と「資質・能力の三つの柱」………66
4.「生きる力」の捉え………67
コラム② 「生きる力」の捉えについて………68
5.改めて「資質・能力の三つの柱」を考える………69
6.「資質・能力の三つの柱」を「習得・活用・探究」から考える………71
コラム③ 「知識・技能」の「教授」と「習得」について………73
ポイント③ 「習得・活用・探究」から考えた「資質・能力の三つの柱」………76
第4章 「学校の教育目標」の意義と「総合的な学習の時間」の意義………78
1.ここまでの「学校の教育目標」の意義の捉え………78
2.「学校の教育目標」の意義の捉え直し………78
3.各学校の「教育目標」の検証と改善………79
第5章 「資質・能力の三つの柱」は、どこから出てきたのか?③………80
1.中央教育審議会答申には、どのように書かれているのか?………80
2.「教科の学び」と「教科等横断的な学び」の関係………82
第6章 「主体的・対話的で深い学び」はどのように出てきたのか?①~「主体的・対話的で深い学び」表現の変遷から考える~………83
1.表現変遷の経緯………83
2.変遷の経緯から「主体的・対話的で深い学び」が出てきた経緯を考える………85
3.「いわゆる」と「すなわち」から「視点に立った」までの変化から考える………85
4.「主体的」、「対話的」、「深い学び」の関係を考える………86
コラム④ 「主体的・対話的で深い学び」は「三つの観点」で見る?………87
第7章 「主体的・対話的で深い学び」はどのように出てきたのか?②~諮問から考える~………88
1.諮問から考える………88
2.「社会とのつながり」と、「社会に開かれた教育課程」との関係………89
3.主体的・協働的に学ぶ学習の対象…………90
4.「主体的・協働的」の2つの意味~「学ぶ姿」「授業改善」「指導法」の関係~………92
5.「習得・活用・探究」過程との関係………93
第8章 「主体的・対話的で深い学び」はどのように出てきたのか?③~総則で「習得・活用・探究」との関係から考える~………94
1.「主体的・対話的で深い学び」と「習得・活用・探究」の関係………94
2.「主体的・対話的で深い学び」と「各教科等の特質」の関係………95
3.“「技能」面が「知識」の在り方と同じ”の意味することは?………96
Q & A ④ 評価観点の「知識・理解」「技能」が「知識・技能」になり、「理解」が消えた理由は?………97
4.「主体的・対話的で深い学び」では「習得・活用・探究」をどう実現させようとしているのか?………98
ポイント④ 「習得・活用・探究」と「主体的・対話的で深い学び」、「資質・能力の三つの柱」の関係①………99
〔Q & A、ポイント、コラムの活用〕………100
第9章 「主体的・対話的で深い学び」はどのように出てきたのか?④~答申で「習得・活用・探究」との関係から考える~………101
1.答申における文章の展開………101
2.答申における「見方・考え方」を元に考える………102
3.「主体的・対話的で深い学び」の出方………103
ポイント⑤ 「習得・活用・探究」と「主体的・対話的で深い学び」、「資質・能力の三つの柱」の関係②………105
第10章 「主体的・対話的で深い学び」とはどのような学びか?①~総則の、実現に向けた取組から考える~………106
1.「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善………106
2.2つの「資質・能力の三つの柱」と2つの「見方・考え方」………107
3.「見方・考え方」の働かせ方………107
4.「深い学び」の説明に注目!………108
5.「深い学び」の重要性の意味………109
6.「見方・考え方」の位置付けに注目!………111
7.「見方・考え方」の「働き方」………………111
8.①から④の「学びの姿」は、どこから来ているのか?………111
コラム⑤ 「深い学び」の4つのタイプ… ………113
9.改めて「各教科等の特性」の大事さを確認する………114
10.「授業改善」と「授業改善の視点としての目指す子どもの姿」の違い………115
第11章 「主体的・対話的で深い学び」とはどのような学びか?②~実現のための、思考力・判断力・表現力等育成の必要性と見方・考え方の重要性~………116
第12章 「主体的・対話的で深い学び」とはどのような学びか?③~「主体的・対話的で深い学び」は指導の手当て、「学習法」か?〜………118
1.手立てまで書いた(?)今回の学習指導要領………118
2.なぜ手立てまで書いたのか? という意見に対して………119
第13章 「見方・考え方」を軸に「資質・能力の三つの柱」を考える~その重要性と位置付け~………120
1.「見方・考え方」との関係を加えて考える………120
2.「見方・考え方」から「教科等横断的」を考える………120
3.改めて「見方・考え方」を考えてみる………121
4.「総合的な学習の時間」における「見方・考え方」………122
Q & A ⑤ 「小学校教育の入り口としての、生活科における見方・考え方とは?」………128
第14章 「見方・考え方」の留意点………130
1.“「見方・考え方」は「思考力・判断力・表現力等」とは異なる”の捉え方………130
2.“「見方・考え方」は、「育つものである」の捉え………131
3.“「見方・考え方」は、評価しない”の意味………134
4.改めて「見方・考え方」とは何かを考える………136
第15章 改めて「学力の捉え」について〜ここまでの「振り返り」~………137
1.学力の捉えの二つの側面からの「主体的・対話的で深い学び」………137
2.「社会に開かれた教育課程」との関係………138
第16章 「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて~「真正の学び」としての「深い学び」を中心に考える~………140
1.「深い学び」が実現する「主体的、対話的な学び」とは?………140
コラム⑥ 「主体的な学び」と関連させた「対話的な学び」の実現を軸に考える………144
2.「深い学び」が実現する「教科の本質」とは?………146
3.「深い学び」実現の条件…「主体的、対話的な学び」と「教科の本質」から………146
4.「真正(オーセンティック)な学び」の必要性………147
5.「真正(オーセンティック)な学び」………149
コラム⑦ 「真正な学び」をどこまで意識しているか? 教科書の実際例………150
6.「真正(オーセンティック)な学び」と「深い学び」………152
7.「真正な学び」から見た「深い学び」~二段階の「深い学び」~………153
8.「深い学び」の実践例………154
コラム⑧ 自分が考える「深い学び(深い学び①)」の実践例………155
コラム⑨ 教科書では「適当な温度」は、どう扱われているか?………157
コラム⑩ 小学校6年理科「動物のからだのはたらき」から………158
9.「深い学び」とはどのような学びか?………160
10.ここまでのまとめ………162
ポイント⑥ 〔「習得・活用・探究」と「主体的・対話的で深い学び」の関係〕………162
第17章 「カリキュラム・マネジメント」の位置付け………164
1.「カリキュラム・マネジメントの推進」とは?………165
2.「見通し」と「特に」の意味………165
3.「主体的・対話的で深い学び」実現に向けた授業改善と教科等横断的な学習の関係………168
4.「カリキュラム・マネジメントの推進」に向けて………168
5.「カリキュラム・マネジメントの推進」と「特色ある学校づくり」の関係………169
6.「カリキュラム・マネジメントの推進」の意義~「つながり」が意味すること~………170
7.「取組の実現」に必要なこと………172
第18章 「教科等横断的なカリキュラム・マネジメント」の重要性………173
1.「カリキュラム・マネジメント」三要件の中で注意すべきもの………173
2.これまでの「教育課程の編成」とのちがい~意識すべきこと~………173
3.「教科等横断的な視点」と「教科等の枠組みを越えた」が意味すること………174
Q & A ⑥ 「言語能力の育成」が図られる真の理由は?②………179
コラム⑪ 学校研究と学力向上………180
コラム⑫ 言語習得と新たな認知能力の獲得の関係………182
第19章 「カリキュラム・マネジメント」と「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」の関係について………183
第20章 「社会に開かれた教育課程」の意味と重要性………186
1.「社会に開かれた教育課程」の重要性〜これまでのふりかえりと前文から〜………186
2.「理念」と「目標」の捉え方………188
3.「理念」と「目標」の捉え方から総則を読み直す………190
4.「社会に開かれた教育課程」の意義を改めて考える………191
5.「社会に開かれた教育課程」が意味していること①~「真正な学び」から考える~………192
6.「社会に開かれた教育課程」が意味していること②~「社会との連携」から考える~………194
7.「社会に開かれた教育課程」が意味していること③~「学習面と社会面」両面から考える~………195
8.「社会に開かれた教育課程」が意味していること④(まとめ)………196
ポイント⑦ 「社会と開かれた教育過程」が重要視される4つの理由………196
9.結局「社会に開かれた教育課程」とは~その重要性の意味~………197
コラム⑬ 「社会に開かれた教育課程」の重要性の実感~新型コロナウィルスへの対処について~………198
第21章 「主体的」を軸に全体を検討する~何より「主体的」が第一………200
1.なぜ「主体的」が何より大事か?①~「社会に開かれた教育課程」の意義~………200
2.なぜ「主体的」が何より大事か?②~「主体的」を軸に、「主体的・対話的で深い学び」を考える~………202
3.なぜ「主体的」が何より大事か?③~「資質・能力の三つの柱を絡める鍵」~………203
コラム⑭ 「学びに向かう力・人間性等」の涵養」と「主体的」の関係………206
4.「主体的」を育てる授業の鍵①「問い」や「学習問題」の質の重要性………206
コラム⑮ 「学習課題」の作り方、子どもが作る? 教師が作る?………208
5.「主体的」を育てる授業の鍵②「課題設定段階」と「振り返り段階」をつなぐ「課題追究段階」………209
6.「主体的」を育てる授業の鍵③「メタ認知」の重要性………210
7.「メタ認知」とは………210
8.「主体的」を育てる授業の鍵④ 自分との関係を「構成主義」から考える………213
ポイント⑧ 「実証主義」から「構成主義」への変換〜学習指導要領改訂の背景にある「構成主義」的な考え方の理解に向けて〜………220
9.「主体的」を育てる授業の鍵⑤ 「構成主義」と「主体的・対話的で深い学び」………221
ポイント⑨ 構成主義学習論から見えてきた「主体的・対話的で深い学び」の姿………224
10.「主体的」を改めて考える~本章を終わるにあたり~………224
第22 章 「カリキュラム観」と「学習観」を整理する………226
1.曖昧にしてきたもの………226
2.「系統主義」、「経験主義」、「行動主義」、「実証主義」、「認知主義」、「構成主義」の意味と関係について………227
ポイント⑩ 〔「系統主義」、「経験主義」、そして「行動主義」、「実証主義」、「認知主義」、「構成主義」の意味と関係について(自分なりの捉え)〕………227
3.カリキュラム観と学習観を分けて捉えることの重要性………230
4.改めてカリキュラム観としての「系統主義」を考えてみる………230
5.ブルーナー「教育の過程」の位置付け………231
6.認知主義と構成主義の境目、大事なことは?………237
ポイント⑪ デューイの「学校と社会」から「経験主義」を再度考える………239
第23章 「経験主義」、「系統主義」と「新学習指導要領」の考え方を整理する………243
1.「経験主義」と「系統主義」を融合させる「習得・活用・探究」の学びの過程………243
コラム⑯ 「深い学び」につながる考え方………244
2.改めて「家庭」の役割と「意図的学習」、そして「主体的な学び」から、「社会に開かれた教育課程」を考える………245
第24章 「主体的学び」を軸に検討した結果から見えてきた「授業改善のポイント」………248
1.「知識観」を大事にした授業の推進とそれを可能にするもの………248
2.「活用できる知識」を習得するための「主体的・対話的で深い学び」に取り組む授業の推進………249
コラム⑰ 「適切な学習課題」と「まとめ」の関係………254
第25章 「イメージ」の持つ意味と重要性~「主体的学び」が生まれる源~………256
1.「活用できる知識」とイメージの関係………256
2.「構成された知識」とイメージの関係………257
3.「主体的な問題解決」とイメージの関係………259
4.「氷山モデル」の意味から見えてくること………259
5.図などによるイメージ表現の意義………264
6.結局、「イメージ」とは何なのか?………265
7.「イメージ」の追究から見えてきたもの………266
第26章 最後に…何が最も「大事」なのか?(まとめにかえて)………268
終 章 これからの学びとは…「新たな価値」の獲得に向けて………272
1.人間としての学びとは………272
2.「人間の持つ強み」と「主体的・対話的で深い学び」………272
コラム⑱ 人工知能と人の「概念的な理解」………274
3.「新たな価値」の持つ意味………276
4.「新たな価値」に向けての「人間の学び」と「深い学び」………282
ポイント⑫ 「主体的な学び」を中心とした「資質・能力の三つの柱」に基づいた学びの姿………284
あとがき………289
〔参考文献〕………290