内容項目&発問で深める! 小学校道徳 教材研究ノート
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商品説明
「道徳教材」11本の教材研究ノートを大公開!
本書の概要
本書における教材研究の特徴は、オリジナルの「教材研究ノート」です。最初に内容項目ウェビングマップで道徳的価値の視点を広げます。その後、発問の構想と板書イメージを記入していきます。教材研究ノートに何を記入するのか、その意図を解説します。巻末にはダウンロード資料「授業づくり支援ツール」付。道徳科の指導に悩む先生方に応える1冊になっています。
本書からわかること
「教材研究ノート」の活用の仕方
本書では、著者オリジナルの道徳教材研究ノートを紹介します。ノートにも、方眼ノート、罫線ノートなどがありますが、好きなものを選びます。その際、年間35時間道徳科の授業があるということを踏まえ、見開き35ページ以上のノートを用意しましょう。
まず、ノートの左ページの中心に本時に考える道徳的価値を書き、ウェビングマップで道徳的価値の視点を内容項目のABCDの視点で広げます。続いて、教材を読んで、気になったところや疑問に思ったところをピックアップしていきます。例えば、「主人公の道徳的な問題点は何か」「どうして主人公は変わることができたのか」などです。さらに、発問の構想と板書イメージを記入していきます。発問は、①直球発問、②問い返し発問、③教材理解を促す発問、④中心発問、⑤教材を自分事として捉え、道徳的価値に迫る発問という5つの発問を基に、ノートの右ページ上部に思いついた順に書いていきます。ノート右ページ下部には、板書計画を記入します。ポイントは書き過ぎないこと。
その後、スライドの作成などのSTEPを経て、教材研究が完成します。詳しくは本書第2章を参照ください。
11本の教材研究ノートを大公開
第3章では、実際に教材研究を進めていくとともに、著者が実際に行った教材研究を紹介します。定番教材からオリジナル教材まで、珠玉の11本の教材研究ノートをもとに、授業をどのように構想したのか、そして授業の様子はどうだったのか、子どもの振り返りはどのような内容だったかを分析します。
■掲載教材一覧(2時間扱いや総合的な学習の時間と関連をはかった教材含む)
1年 二わのことり「B 友情、信頼」
2年 しあわせの王子「D 感動、畏敬の念」
3年 いつもありがとう「B 感謝」
6年 個性とは「A 個性の伸長」
3年 まどガラスと魚「A 正直、誠実」
4年 いのりの手「B 友情、信頼」
5年 くずれ落ちただんボール箱「B 親切、思いやり」
6年 ぼくの名前呼んで「C 家族愛、家庭生活の充実」
3年 きみの家にも牛がいる「D 生命の尊さ」
4年 なんで勉強しなきゃいけないの?「A 善悪の判断、自律、自由と責任」
3年 ふつうってどういうこと?「B 相互理解、寛容」
ダウンロード資料「授業づくり支援ツール」を使った教材研究の進め方
巻末にはダウンロード資料「授業づくり支援ツール」を使った教材研究の進め方を解説しています。ノートを使用した教材研究をデジタル化したものです。「授業づくり支援ツール」には以下のデータが収録されています。
■授業づくり支援ツール基本セット
01 内容項目設定シート
02 内容項目ウェビングマップシート
03 学習指導案(400発問付き)
04 板書構想シート
※そのほか、ペンタブ記入用のPDFデータも併せて収録。
主な特徴としては、「01 内容項目設定シート」では、内容項目を選択すると各学年段階および中学校の「ねらい」が自動抽出され、効率的に教材研究を行うことができます。また、「03 学習指導案(400発問付き)」でも、道徳的価値を選択すると、400以上ある発問から、該当する道徳的価値に合わせた発問が自動抽出されます。指導案作成の悩みどころである教師の発問を効率的に研究することにつながります。
この付録データは、印刷して書き込む、パソコンで打ち込んでから印刷する、iPadなどのタブレット端末に書き込むなど、多様な使い方を想定して制作しました。先生方の授業スタイルに合わせて、ご活用ください。ぜひ、本書と付録データと一緒に、楽しみながら道徳科の教材研究をしていきましょう。
こんな先生におすすめ
・道徳の指導・教材研究に悩む先生
・道徳教育推進教師
・道徳の授業を変えたいと思っている先生
・小学校教諭、中学校教諭、管理職