新時代の教育をクリエイトする教師

• 読者対象：小学校教員・中学校教員・一般
• 出版年月:2025年4月18日
• ページ数:136
• 判型:A5判

楜澤　実（くるみさわ　みのる）
北海道教育大学釧路校准教授
北海道生まれ。北海道教育大学卒業、兵庫教育大学大学院修士課程修了。
公立小学校教諭、北海道教育委員会指導主事、公立小学校教頭、地方教育委員会指導室室長、市教育研究所所長、公立小学校校長を経て、現職。北海道教育大学へき地・小規模校教育研究センターセンター員。
学級経営、道徳教育、教師教育を専門にしている。
著書に『学級経営の基盤をつくる5つの観点と15の方策』（共編著・学事出版）、『自律的・協働的な学びを創る教師の役割』（共編著・学事出版）、『自律的な「生き方」を創る道徳教育』（単著・東洋館出版社）、『考える道徳を創る 小学校 新モラルジレンマ教材と授業展開』（共著・明治図書）等がある。

目　次
はじめに／新時代の教育をクリエイトする教師1
Ⅰ
学校の意義と教師の役割
第1章　学校の存在意義や機能と教師の仕事　　12
1●学校とは12
2●教育の目的と学校の機能14
3●教師の仕事16
第2章　‌対人関係専門職として求められる
教師の資質・能力　　21
1●対人関係専門職としての教師21
2●省察的実践家としての教師21
3●対人関係専門職として学び続ける教師の資質・能力24
第3章　‌「個別最適な学び」と「協働的な学び」を
支える教師の資質・能力　　30
1●令和の日本型学校教育30
2●‌「個別最適な学び」と「協働的な学び」32
3●‌「個別最適な学び」と「協働的な学び」を支える
教師の資質・能力34
Ⅱ
教師の養成と学び続ける
教師の資質・能力
第4章　‌教育実習に活かす省察を媒介とした
理論と実践の往還　　40
1●理論と実践の往還40
2●‌省察を媒介とした理論と実践の往還を図った
カリキュラム41
3●効果的な省察45
第5章　‌「教育実践力向上CBT」実践問題の
日常的意識化と学び続ける資質の涵養　　48
1●‌「教育実践力向上CBT（Computer based Training）」
の活用48
2●‌教員養成段階における教育実習・教育実践機会の
拡充と省察的実践49
3●‌「教育実践力向上CBT（Computer Based Training）」
設問の構成と特徴51
4●‌「教育実践力向上CBT」問題集の日常的活用と
スパイラル的な実践力の育成55
第6章　学び続ける教師のキャリア形成　　59
1●‌実践としての知識59
2●‌教員育成指標から見る資質・能力61
3●‌キャリアステージに応じた資質・能力の育成65
Ⅲ
教師の仕事遂行に必要な
資質・能力
第7章　‌協働的な集団づくりを支える
学級経営指導力　　72
1●‌協働的な学級集団72
2●‌コミュニケーション力74
3●‌バーバル及びノンバーバルなコミュニケーション力
の育成75
4●‌アサーションスキルの向上78
第8章　‌へき地・小規模校の特性を生かした
普遍的な学習指導力　　85
1●‌へき地・小規模校の現状と将来85
2●‌へき地・小規模校の研究・実践の歴史的変遷87
3●‌現代の教育政策とへき地・小規模校教育90
第9章　‌課題予防的生徒指導の方向性と
教師の資質・能力　　94
1●‌生徒指導課題の複雑性と課題予防的生徒指導の
方向性94
2●‌生徒指導課題と課題予防的生徒指導対応力96
3●‌生徒指導の課題対応におけるチーム支援と
チーム学校協働力98
Ⅳ
チーム学校を支える学校運営
第10章　‌地域探究学習とカリキュラム
マネジメント力　　104
1●‌求められる社会に開かれた教育課程と地域探究学習104
2●‌地域探究学習の指導方法と地域協働型教師の
指導力の向上105
3●‌地域探究学習活動と教師に求められるカリキュラム
マネジメント力109
4●‌学習成果の地域還元とまちづくりへの参画110
第11章　‌多様な指導を支えるチーム学校としての
協働的な学校運営力　　114
1●‌チーム学校114
2●‌活動理論115
3●‌文化歴史的活動理論と協働的実践活動としての
チーム学校120
終　章　‌集団としての自律的な力を育む
ファシリテーターとしての教師　　123
1●‌ファシリテーション123
2●‌ファシリテーターの技術124
3●‌ファシリテーションを活かした授業126

おわりに／未来の教師131