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月刊 理科の教育2025年2月号

ISBN: 4910093130255

一般社団法人日本理科教育学会/編

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特集:子どもが問題を見いだすとき

問題を見いだすための工夫・アイデアの視点を探る


現行の学習指導要領では、小・中・高ともに全教科で探究的な学習が大切にされています。探究的な学習では、子どもが課題を見いだすことが主体的な学びを動かす鍵と考えられています。もちろん理科では、問題解決の過程でも探究の過程でも、自然の事物・現象の中から、子どもが問題を見いだすことを大切にしています。
学習指導要領解説理科編では、問題を見いだすことについて次のように記述されています。
○小学校では、育成を目指す問題解決の力として、第3学年で「差異点や共通点を基に、  問題を見いだす力」の育成を目指している。
○中学校では、教科目標である「科学的に探究する力」を育成するに当たり、各学年で重点を置く活動として、「第1学年では、自然の事物・現象に進んで関わり、その中から問題を見いだす活動」に重点を置いている。
○高等学校では、教科目標の(2)についての解説で「思考力、判断力、表現力等を育てるに当たっては、自然の事物・現象の中に問題を見いだし、見通しをもって観察や実験などを行い、得られた結果を分析して解釈するなどの活動を行うことが重要である」としている。
このように、子どもが自然の事物・現象の中から問題を見いだすことから始まる理科の授業をつくって いくことは、理科に携わる教師にとって取り組んでいくべき課題と言えます。自らが見いだした問題の解決に向かって目を輝かせている子どもたちの姿を見るとき、教師は子どもと共に理科授業の喜びを共有することができるでしょう。
それでは、実際に子どもはどのようなときに自然の事物・現象から問題を見いだすのでしょうか。教師はそのためにどのような工夫をしているのでしょうか。一口に「問題を見いだす」と言っても、苦労をしている先生方も多いでしょう。
本特集では、様々な実践を通して、問題を見いだす場面にまつわるアイデアを共有することを目指しています。

(『理科の教育』編集委員会)