4年生のクラスをまとめる60のコツ
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商品説明
明るく、楽しく、みんな嬉しい。4年生の学級づくりの秘訣がギッシリ!
本書の概要
子どもも教師も笑顔になる、具体的なエピソードが満載! 本シリーズは学年別の学級経営本です。日々の実践に役立つヒントだったり、悩みや不安が少しでも軽くなるような内容が詰まっています。ぜひ、一年間のクラスづくりのお供に。
本書からわかること
心がスッと軽くなるような、手元に置いておきたくなる本
本書は、「これをすればうまくいく!」という強いメッセージを持った本ではなく、心がスッと楽になるような、手元に置いておきたくなるような本を目指しました。
もちろん、本書でも「これをすればうまくいく!」といったことは書いています。でも、本通りにしたけれど、うまくいかなかったということはありませんか。それは目の前にいる子どもの実態や、先生自身のステータスが異なっているといった様々な理由があるからです。
そこで本シリーズでは、実際に執筆した先生たちのエピソードを入れました。それらのエピソードは、先生たちが実際に感じた失敗や困難、時には迷いや葛藤といった感情をリアルに伝えています。そして、そこから学んだことや次に向けた前向きな姿勢も含まれており、読む方に「私も大丈夫」と思っていただける内容になっています。
本書を通じて、教師という仕事における不安や悩みが少しでも軽くなり、子どもたちと向き合う毎日が充実したものになれば、こんなに嬉しいことはありません。
4年生特有の「10歳の壁」をきちんと捉えて支えていく
本書は、4年生のクラスづくりをテーマにしています。4年生では「10歳の壁」という言葉を耳にした方もいるかもしれません。この「10歳の壁」として、9、10歳頃の子どもたちに次のような姿が見られることがあります。
• 自分が思い描くよりうまくできないことや他人と比較して自分の苦手なことに気づく
• 過去の失敗を気にして行動に移せなかったり、未来に対して不安に感じたりする
• 「他の人は自分のことをどう見ているだろう」と気にするようになる
これらの一つ一つを「壁」として捉えることもできますが、そこで終わらせてしまうのはもったいない話です。「壁」は成長しているからこそ現れるものであり、それを「成長の証」と捉えることができれば、「飛躍の時期」とすることもできるでしょう。
• 「自分を客観的に見つめ直し、自分の姿を捉える力を育む」→自分の長所に気づけるようにする
• 「これまでの経験を振り返り、これからの道筋を見通せる力を伸ばす」→一緒に振り返りながら進む
• 「他者の気持ちに寄り添い、共感する力を深める」→共感したり、他者とつないだりする
• 「単純だと思っていた物事の中にある、奥深さや多様性に気づけるようにする」→「複雑な奥深さ」を楽しめるようにする
……と、子どもたちが困難を乗り越える過程を見守り、適切な指導や支援を行うことで、子どもたちの自信や自己肯定感を育むことができます。
「10歳の壁」を単に言葉だけで終わらせるのではなく、「発達段階としてどのような時期なのか」を丁寧に捉えることで、4年生の子どもたちの成長を保護者と共に支えていけるでしょう。教師として、「知ろう」「知りたい」とする姿勢で子どもたちに向き合い、共に成長していくことが、4年生の担任としての大きな醍醐味となります。
本書では、学級づくりのコツを次の七つの視点に分類して整理しています。
①子ども理解 ②自律性 ③協働性 ④授業を通して ⑤保護者と共に ⑥他の先生と共に
⑦その他
皆さんの必要な視点、考えたいことをもとに読んでいただければと思います。学級づくり、子どもたちとの関わり合いを通じて得られる学びや成長を楽しみながら、子どもたちの未来を共に支えていきましょう。
こんな先生におすすめ
・4年生の学級づくりに関心のある先生
・学級経営にお悩みの先生